つるちゃんとかめこ
重い認知症になったつるちゃんは、娘のかめこを「お母さん」と呼びます。 かめこの愛と工夫に満ちたケアが、きょうも、つるちゃんの心に届きます。
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娘が分からなくなった日
つるちゃんが、1週間ぶりに会った、かめこの顔を見ても、

 娘どころか、会ったことも無い人  っていう反応だったのは、

今から、3年3ヶ月くらい前、
認知症専門病院 「和やか病院」(仮)に、
初めて預かってもらって1ヶ月位経った頃のことだ。 


入院した時には、
看護師さんに、
 娘のかめこです。 って、紹介してくれたのに。。。。



不思議と、
ショックとかじゃなかった気がする。


ああ、こんな風になっちゃうんだ。 ・・・・ そう思っただけだった。 

辛いとか悲しい、というより、
 つまんない、  と思った。  
      (反感持たれそうだけど。)

分からないんじゃ、会いに来る意味ないじゃん、 
とも、思った。


とても遠い人になったように感じちゃって、
      もう、 「お母さん」 とは、呼べなくなった。。。。



そしてその後、
またうちで暮すようになって、
「つるちゃん」 とか 「つるさん」 とか呼ぶようになるまでの間、

「あの・・・」 とかだけで、
主語はつけないで、話してた。   ・・・ と思う。



お母さんと呼べなくなった お母さんと呼べなくなった


「和やか病院」(仮)に、つるちゃんを預けた、1番の目的は、
             それまで居た小さな施設から、助け出すこと。



その小さな施設で、夜寝ないで騒ぐつるちゃんは、
夜は、自分では脱げないツナギの服を着せられて、
鍵のついた部屋に閉じ込められてた。
昼間だって、スタッフの手には負えなくて、困った存在だった。



和やか病院(仮)では、
つるちゃんには、精神科の薬は全く使わず、
夜中歩きまわっても、優しく対応してもらえて、
どんなことをしても迷惑がられない。



そんな環境の中で、 

つるちゃんは、小さな施設でやっていた、

             人前で、着てる物を全部脱いでしまう、とか、
             どこでも、う☆ちをしてしまう、とか、
             夜中に大声を出す、 とか、

しなくなった。 

(家に戻ってから、もっと激しい症状が出たが、それは別の話ということで。)



でも、それと同時に、


娘を忘れてしまった。


忘れたけど、安らいだように見えた。




認知症になった人として安らぐ、ということは、
精神症状の激しかった、つるちゃんの場合、
もとの人間関係を維持したままでは、得られなかったのではないか。 


安らぐためには、
目の前の娘が自分の子どもだということを、心の奥底にしまいこむことも
必要だったのではないだろうか。 





前回の記事でお話したように、
今、つるちゃんは、かめこが自分の娘だということが、認識できているようだ。

多分、これは、
夫が居て亡くなったことを意識できたことと、繋がっているだろう。

他にも、いろいろ分かるようになった。
かめこは、身体的な面や感覚面での、つるちゃんの変化も感じている。



だが、
クリヤーになる、ということは、良いことだけでは無い。

つるちゃんは、また 
自分の状況が分かったことで、
メソメソ泣いたり、悩んだりするようにもなった。


でも、そういうものなんだろうなと、かめこは、思い始めた。


        

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この記事は、「『お母さん』と呼ぶようにしてます」 の続きです。
http://turukameko.blog44.fc2.com/blog-entry-495.html

テンプレートタイトル絵は、mayumi*さんが描いてくださいました。
素材もブログ「mayumi*のココロ」さんより、お借りしてます。

皆さんに、お願いがあります。
コメントをくださる時、頭に、絵文字のキャラクターを、入れてほしいんだ。
自分の、イメージ・キャラクターだよ。
気に入ったのを探して、自分の印にして、コメントの頭に、いつもつけてね。
もう、決まっているのは、  

家族:
mayumi*作可愛つる(つるちゃん) かめこ オットさま 長女ミニー
次女ディジー 亡くなったかめこ父 かめこ弟
スタッフ:ケアマネ:マウンテンさん  精神科医:Dr.お茶の水博士
     内科かかりつけ医:キューピー先生
訪問看護師:エンジェルさん達  訪問歯科の先生  
ホームヘルパー:かすみ草 しろつめ草 マーガレット ひまわり コスモス 
ネットで知り合った、お友達:

mayumi*作 コメントと絵文字の入れ方。
①画面右下の「コメント」と書いてあるところをクリック。
   ②画面を下のほうに移動。コメント投稿欄がある。
   ③コメント投稿欄の上のアヒルクリック。
   ④違う絵が見たい時は、上の番号をクリック。
   ⑤上に出てるアイコン以外の、好きな絵をクリック。 


[テーマ:認知症の介護 | ジャンル:福祉・ボランティア]

【2007/05/06 21:45】 | アルツハイマー病(非定型) | トラックバック(0) | コメント(12) |
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コメント
v-22です。
v-378ちゃん 辛い思いしたんだよね。。。。もちろん それを見ているe-365さんたち家族も辛かったよね。。。
『娘』を忘れる・・・キバの母方のばぁちゃんもそうでした。
寝たきりになったら、分からなくなっちゃったv-363
忘れちゃった・・・の方が合ってるのかなv-361
孫のキバの事も忘れちゃって「だ~れだv-361」って聞いてもv-410ニコニコ笑ってるだけで誤魔化してた。
忘れる事=和やかになれる事・・・・ある意味そうなんでしょうね。本人にとっては必要な症状v-361なのかも。。。。
【2007/05/06 22:15】 URL | キバっち #-[ 編集]
i-281momiji1021

きっと、本人にとって必要だったから、かめこさんのことを封印したんだと思うな。
忘れたんじゃないと思う。
人間の体って、そういう風に出来ているから、本当に疲れ切ったら、脳が「倒れろ!」と休むための指示を出すし、認知症の場合も、何かの必要性があっての行動なんだと思えます。
一番上の兄が、心理学を勉強していて、自閉症の子供達のことを話してくれたことがあります。
自閉症と認知症はまったく違うのですが、「心を自分の中に閉じ込めてしまうような・・・」という言葉を聞いたことがあります。
ジージを見ていても、完全に忘れたわけでもなかったし、どこか心ここにあらず・・・という雰囲気でしたし、何もせずジ~としている様子などを見ていると「ジージは心を閉じ込めてしまったんだ。封印しちゃったんだ」と思いました。
封印だから、いつか解ける日が来る・・・

かめこさんが「つまんない」って思ったことも、悲しさを感じさせないように脳がコントロールしたのかも。

違うかな。
でも、私はそんな気がします。
【2007/05/07 09:05】 URL | momiji1021 #-[ 編集]
v-518
momiji1021さんの「封印っ」て言葉のイメージ。判るような気がします。
必要なことだったんじゃないか、と、私も思います。

かめちゃんの複雑な気持ち。
ずっと、お話し聞いてきたから想像ができそうです。
弟に「ずるい」って思う気持ちも。(笑)
長女って、どうも、母親からするとかわいい娘っていうより、
自分の分身みたいな存在になってしまうのかもしれませんね。
ちょっと損。って思うんですよ。
(私も長女です)
【2007/05/07 16:11】 URL | SATOKO #J7K/fbQw[ 編集]
e-365より、v-22キバっちへ
そうだった。
キバっちのおばあ様も寝たきりになられてから、分からなくなられたのでしたね。

私も、キバっちが言われたように、
本人が、忘れることで、辛い思いが少なくなるのなら、むしろ必要なことなのではないかと思うの。
家族は寂しいかもしれないけど、必ずしも、本人にとって不幸なことではないと思うのよ。
(会ったこともない人、と言うのは、むなしいものだけど。。。)
【2007/05/07 17:59】 URL | キバっちへ #/Amn5WiM[ 編集]
e-365より、i-281momiji1021へ
私も、認知症になられた本人については、そう思うの。
このブログの初めの方のコメントでも、
「心の奥にしまいこんだ」と言うような、表現をした覚えがあります。
大事な人を、「忘れたわけじゃない」 と、言いたかったのです。
封印は解けずに、穏やかな晩年を過ごされる方も多いと思います。
苦しまないように、神様が仕組まれるのではないかしら?

私のことについては、違うと思います。
はじめから、つるちゃんがどのようになっても、淡々と受け止めていましたから。
【2007/05/07 18:13】 URL | momiji1021さんへ #/Amn5WiM[ 編集]
e-365より、v-518SATOKOさんへ
最初の頃の「仲良かったの?」という記事で、お話ししたのですが、
つるちゃんは、かめこが幼い頃から、自分が持っていないものを思っている、一人の人として、認めてくれていたようです。
世の多くの母親より、クールだった。
かわいい娘には違いないけど、分身ではなかったと思います。

今思うと、そのおかげで、自分も、認知症になったつるちゃんのことを、
初めから一人の人として、見ることができたのではないかしら?
【2007/05/07 18:28】 URL | SATOKOさんへ #/Amn5WiM[ 編集]
v-518
一人の人対一人の人ね。
了解。
おそらく、お二人はそうであったのでしょう。
子供の時分にはちょっとハードな状況かもしれないけど。
人格的成長にはそれが望ましいでしょうね。

でも、息子は、違ったのかなあ?
ぷぷぷ。こだわっちゃた。
【2007/05/07 20:39】 URL | SATOKO #J7K/fbQw[ 編集]
e-365より、v-518SATOKOさんへ
さっきの自分のコメント読んで、「かわいい娘ではない」ように書いてあって、
自分で書いておきながら、ビックリして書き直しちゃいました。v-435

元々、母にそういう子育て観があったわけではなく、
2、3歳頃のかめこを見て、そう思ったようです。
本人の自由を尊重する子育ては、学校の方針だった?
「かめこさん」と呼ばれていたのだって、担任の先生が勧めたからだし。
息子の方は、夫婦の意見で育てているし、口も出してる。
かかわり方が、違うなぁ。
【2007/05/08 00:02】 URL | SATOKOさんへ #/Amn5WiM[ 編集]
v-516つなぎのパジャマ。。
介護病棟で着せられたのは鍵付きだった。
私は一般病棟にいるときは「つなぎ=拘束」であるとは知らず、
あかちゃんのつなぎ服の感覚でした。
まさかカギまであるとは・・
当時の母の荒れ具合を思い出してしまいました。
救い出す。まさに退院時はそんな感じでしたよ。

忘れる。。安らぐ。。思い出す。。
その時々の状況に自然に流されるのもいいかも。。と私は思ってます。
忘れられて変な人にされて憎まれ口叩かれたりもしたけど、
それでも赤の他人と話しているという感じではなかったし、
最近はちゃんと娘として呼んでくれるしね。
ただ母が安らかであるのか満足であるのかいまいちわからないのだけれど。。
心から幸せではないことはわかります。。ちと寂しい。
【2007/05/08 15:59】 URL | みつこ #mQop/nM.[ 編集]
e-365より、v-516みつこさんへ
私も、耳で「ツナギ」と聞いても、拘束服だとは、知りませんでした。
記事を読んだ人の多くも、ピンとは来ないでしょうね。
・・・実は、この話は、伝聞で書かなければいけないの。
そこで働いているスタッフの一人が、外で会った時に教えてくれたものだから。
オーナーからは、部屋に鍵をかけるところまでしか聞いていません。
それ聞いても、拘束だという認識はなかったです。
仕方ないのだと、思い込んでいたから。

そうだね。私も自然に流されるので良いと思う。
だけど、「お母さん」と呼ぶようにして、良かったです。
つるちゃんが、すごく喜んでくれたのよ。

あと、初めの時は、記事で書いたように、赤の他人だったから、
そういうのと、娘だとは分からなくても頼ってくれるのとでは、大違いでした。

つるちゃんも、心から幸せなわけではないと思います。
私なんて、「誰だって悩んでる。」とかって、つるちゃんに説教しちゃうけど。
【2007/05/08 16:28】 URL | みつこさんへ #/Amn5WiM[ 編集]
v-254 みつこさんへのかめちゃんのコメントで
「誰だって悩んでる。」ってつるちゃんに 伝えた言葉。
特別扱いしないかめちゃんの心からの優しさ・・・
文章で表現するのはものすごく難しいから上手く書けないんだけどズシンと響きました
【2007/05/09 18:21】 URL | 海空ママ #n5wo/zCo[ 編集]
e-365より、v-254海空ママさんへ
ママさんにそんな風に言ってもらえて、すごく嬉しいです。v-437
どんな時も、つるちゃんを差別してなかったことだけは、自信あるのよ。
【2007/05/10 12:37】 URL | 海空ママさんへ #/Amn5WiM[ 編集]
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プロフィール

かめこ

Author:かめこ
つるちゃんは、症状が出てから12年。
現在81歳。要介護5です。
家族は、つるちゃん・かめこ・かめこの夫
孫ミニーとデイジーは共に結婚して別居。
かめこは、乳がん手術を体験しています。
体力は無いけど、命の重さと自由の尊さを
知ってる人だと思います。

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