つるちゃんとかめこ
重い認知症になったつるちゃんは、娘のかめこを「お母さん」と呼びます。 かめこの愛と工夫に満ちたケアが、きょうも、つるちゃんの心に届きます。
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中心静脈栄養を受け入れるまで
7月。
入院10日後、
それまで、通常の点滴を入れられていた
つるちゃんは、
太ももの内側から、高濃度の点滴を入れられることになった。

24時間で1600カロリーが、確実に つるちゃんの体に入る。

重症の肺炎を治し、
つるちゃんの命を救うには、適切かつ必要な医療行為だったと、
かめこも確信している。

入院時には、腸閉塞もあり、
腸から栄養を吸収することが難しかった。
栄養を摂り体力をつけ、肺炎に勝つためには、
血液に栄養を送るしかないことは、確かだ。


だけど、これは、
本来、
あくまでも短期的な手段であるべきだと、かめこも考えている。

肺炎が治れば、
口から食べることで栄養を摂り、
高カロリー点滴を外してしかるべきだ。

それが叶わなければ、
せめて、胃から腸へと栄養を届けたい。


それが、
人が生きていくうえで、自然なんじゃない?




【先々、つるちゃんに、自然に逆らわず生きてほしい】

かめこは、そう、願ってきた。

それで、
【食べられなくなっても、“胃ろう”にしない】と、望んできたんだ。


その気持ちにブレはない。



だったら、
血液に栄養を届けるより、に栄養を届ける方が、自然なんじゃない?


そう思って、
主治医にぶつけてみた。

「“胃ろう”にしないと決めていたのに、“胃ろう”をお願いするなんて、
 とても不本意なんですが、
 自然な方がいいです。
 どうして、まだ、“胃ろう”にしないんですか?」



「“胃ろう”を造るには、胃カメラを飲まなければいけないんですが、
 今のつるさんに、それが耐えられると思えないです。
 “胃ろう”を造って具合が悪くなる人がいますが、
 私には、つるさんがそういうタイプだと思えるんです。
 ですが、ご家族が希望されるのなら、そうします」






【つるちゃんに 終末期をどう生きてほしいか】。

かめこが、ずっと考えてきたことは、「自然に逆らわず」で、


今回の入院後に 改めて考えたのは、

「本人が精一杯生き抜いて、それ以上は、無理させられることなく」だ。



「“胃ろう”を造るために 胃カメラを飲む」という行為は、
今のつるちゃんにとっては、

もう、「精一杯生き抜く」段階ではなくて、
すでに、「無理させる」ことになるんだな。

中心静脈栄養になったことが、
医学の進んだ現代に生きるつるちゃんにとっては、必然だった。
その流れに、今から逆らうことはないんだ。


かめこが、そう思えるようになるまでには、
主治医のお返事を聞いてから、
しばらく時間がかかったけど。。。。


眠ってばかりではあるけれど、落ち着いて穏やかな つるちゃんを、
毎日見ていて、

ああ、このままでいいんだなぁ。

と、思えるようになったんだ。




そしてその後、

「寝てばかりなのに、1600カロリーは多くないですか?」
と、主治医に質問したら、

「それで安定しているから、ちょうど良いと思います」
と、答えられた。





中心静脈栄養だからこそ、1600カロリーが確実に摂れている。


そのおかげで、
“胃ろう”をあきらめた後に発症した、今回の肺炎を、
回復に向かわせることができたのだと、

かめこは 思うことができる。





9月21日。入院81日目。熱は36度9分。



再び訪れた この穏やかな時間が、 

どうか、長く続きますように。
【2010/09/21 23:59】 | 長期療養型病床 | トラックバック(0) | コメント(8) |
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コメント
v-375
なるほど・・・  そうなんだぁ

胃ろうをするには、胃カメラが必要で、体力がいるのね
それはどのくらいのレベルなんだろう
今、まさに そのことで毎日旦那と話しているのだけどね
胃ろうが必要なのかどうか、
それをすることがはたして良いことなのか

でも、義母の場合、胃ろうで元気になれる可能性は0じゃないと思いたいの。
だから、少しでも回復する希望があるなら、多少のリスクも頑張ってみる価値あるのではないかなって

義母も同じで 食べれなくなって栄養状態わるくなり、中心静脈栄養をはじめて
途中肺炎になり、その治療もしつつ、今に至ってるわけで
胃カメラ 辛いだろうね
体力がないと 逆に悪化するのかな

どうしたらいいだろう

つるちゃんのことは かめこさんがそう決断するまでになった理由が明確にある
だからその決断は正しいと思う。

私も祈るよ
つるちゃんと、かめこさんの 穏やかな時間が どうか少しでも長く 長く続きますように
【2010/09/22 01:49】 URL | ウルル #L1ch7n1I[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2010/09/22 14:01】 | #[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2010/09/22 22:46】 | #[ 編集]
e-365より、v-375ウルルさんへ
分かる分かる分かる分かるぅ。
かめこもね、先生に、「胃カメラが・・・」って聞かされても、「それって、病院側がリスクを避けたいんじゃない?」って受けとってしまって、「リスクが高くても、胃ろうにする!」って決断したのよ。お休みする前の記事の結論は、実は「胃ろうにする」だったんです。
かめこの場合はね、つるちゃんに、せめて、1日に3度、「お腹いっぱいになる」という感覚を味あわせてあげたいの。
医学的栄養学的意味で、腸から吸収するのが真の栄養になるとか、腸を使わないと免疫力が落ちるとか、そんなことも とても気になるけど、それより、「お腹が満たされる」って、人が生きる力になって元気になれると思えるから。
ああ、これ、記事に書けば良かったなぁ。

それでも、記事に書いた通り、毎日つるちゃんを見てたら、「先生は経験上、つるちゃんを心配してくださっているんだ。とても信頼できる」って思うようになって。。。。
先生に、「胃ろう止めました」とは、返事してないんですよ。「胃ろうお願いします」と言ってないだけで。
それでも、「これでいいんだ」と思えるようになってからは、「リスクを回避した」という消極的な気持ちはないです。なんかねぇ、「このままでも幸せでいられるんだ」って思えるの。

「胃カメラに必要な体力のレベル」というのは、分からないです。
体力という意味ではないかもしれません。
ただ、「つるちゃんは、もう十分頑張って生き抜いてきた」と、かめこが思っています。
【2010/09/22 22:50】 URL | ウルルさんへ #/Amn5WiM[ 編集]
e-365より、お二人目の内緒さんへ
 胃ろう増設に、「胃カメラではなく、内視鏡を使う方法を取る病院が少なくない」との情報、ありがとうございます。

明日は祝日ですので、あさってにでも、主治医に、内視鏡について伺ってみます。
情報伺って、かめこの気持ちが乱れるということはまったくないので、ご安心くださいね。
前記事では、「胃ろうさえできない」と感じているように書きましたが、それでも、「胃カメラのリスク回避のためにあきらめる」とは思っていません。「もう十分かなぁ」という気持ちでおります。

内緒さんのお母様が、お元気になられたご様子で、本当に良かったです。
胃ろうとうまく付き合っていらっしゃるとのことも、良かったです。
【2010/09/22 23:21】 URL | お二人目の内緒さんへ #/Amn5WiM[ 編集]
e-365より、内緒さんへ
毎日のぞいてくださったのね?どうもありがとう。

それにしても、お母様もご入院されたなんて!
会えないゆえのご心配も、さぞおありでしょうね。
どうぞ、早く完治されますように。
そのお話、かめこはとても分かりますよ。
【2010/09/23 00:05】 URL | 内緒さんへ #u6i4c2k.[ 編集]
v-275より

お久しぶりです。

みっちゃんのときのことを思い出しました。
わたしも胃ろうには否定的だったのに、みっちゃんの状態を目の当たりにして、自分から先生に「胃ろうはできませんか?」って聞いていたの。
みっちゃんの場合は中心静脈栄養も受けれなかったので、八方ふさがりのように感じました。
でも自然な最期だったのだと思います。

かめこさんの言うように、穏やかな時間が長く続くといいですね。
【2010/09/23 11:26】 URL | CHAN #-[ 編集]
e-365より、v-275CHANさんへ
みっちゃんは幸せな最期だったし、亡くなっても、CHANさんの言葉で、たくさんの人の役に立っていらして、生かされていらっしゃると思います。

看護師でもあるCHANさんでも、家族同様の“じじばば”に、一般の家族と同じように悩まれるのですね?
今更ながら、花縁の暖かさを感じます。

自分がずっと想像してた「自然」とは、違う形だけれど、かめこや周りの人が受け入れられる形ならば、それが、つるちゃんにとっての自然なんだろうと、今は思っています。
【2010/09/23 14:33】 URL | CHANさんへ #/Amn5WiM[ 編集]
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プロフィール

かめこ

Author:かめこ
つるちゃんは、症状が出てから12年。
現在81歳。要介護5です。
家族は、つるちゃん・かめこ・かめこの夫
孫ミニーとデイジーは共に結婚して別居。
かめこは、乳がん手術を体験しています。
体力は無いけど、命の重さと自由の尊さを
知ってる人だと思います。

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