つるちゃんとかめこ
重い認知症になったつるちゃんは、娘のかめこを「お母さん」と呼びます。 かめこの愛と工夫に満ちたケアが、きょうも、つるちゃんの心に届きます。
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13日目身体拘束受ける
入院13日目。


かめこがベッドをのぞくと、
つるちゃんが、両手にミトンをはめられていた。



「拘束したんですね。(本人が)チューブを外しましたか?」
隣のベッドで処置をしていた、看護師さんに聞く。

看護師さんは、記録を見て、
「夜中の12時頃、鼻のチューブを抜いてしまわれたので、
 拘束させていただきました」。


「私が居る間は、外していいですよね?」

「はい」



つるちゃんは、以前、小さな施設で身体拘束を受けていたことがあったけど、
拘束具ミトンを実際に見るのは、かめこは初めて。

それは、厚手の布製で、
手の平部分には、硬い板のようなものが入っていた。


かめこは、つるちゃんの手首を厳重に縛っている、紐を解く。
そして、
いつもみたいに、つるちゃんの手を握った。



かめことしては、
つるちゃんが拘束されている時間を、少しでも短くしてあげたい。

自分が手を握っていさえいれば、
つるちゃんは拘束を受けないですむのだから、
きょうは、夕食の支度をしてこなかったから、帰らなくちゃいけないけど、
明日からは、8時まで居たい。
事情があるのに、できるかなぁ。
日曜日は、(午前10時から夜8時まで)ずっと居たいけど、どうすればいいだろう。
これは、(付き添いが)厳しいことになったわ。

などなど、
なんとか長時間、付き添えないかと、頭を痛める。



それから、
つるちゃんが拘束を受けていることを、自分が知らされていなかったことに
思い至り、
先ほどの看護師さんに、


「同意書のような物を見せていただけますか?」 とお願いした。


後で考えると、
この時「同意書」という言葉を出したのは、かめこの誤り。

多くの病院では、
【「緊急の事体で止む終えに場合には、拘束することもある」旨の書類を、
予め、 用意してあり、
家族が、同意せざるを得ない状況に追い込まれる】
と聞くけれど、
それは、本末転倒の意識を招くやり方だと思うから。


看護師さんが戻ってきて、

「お話ししなくて、すみませんでした。
 主治医と説明させていただきますので、しばらくお待ちいただけますか?
 今、主治医は別の患者さんを診ていますので」


それから程なくして、
別の、前の人より責任のありそうな看護師さんが来て、
(看護師長でないことは確か)

「すみませんでした。
 後ほど 主治医と説明させていただきますが、
 夜中の1時頃に、大事なチューブを抜いてしまわれたので、
 緊急的に、拘束させていただきました。
 今後、このようなことがありましたら、
 事前にご家族に説明させていただきます」


「そうですね。
 今回の場合は、こういうことをしていると、朝、知らせてほしかったです」



それから しばらくして、
先の看護師さんが来て、

「主治医が、鼻のチューブは もう抜いて良いとのことです。
 今から、抜きますね」


(まぁ! それは急な展開だこと!
 きのうは、胃からチューブに結構量が出ていたようだったけど、
 大丈夫なのかしら?
 主治医が判断されたのだから、大丈夫なのでしょうけど)


という訳で、
つるちゃんの顔には、チューブやマスク類は、もう何も付けられていない。



その後、主治医の話は、なかった。
かめこは、帰り際、ナースステーションの中に居る 主治医を目にしたけど、
声をかけて説明を求めることは、しなかった。


【身体拘束】について 
というより、【尊厳を守ることの重さ】 について、
自分が、主治医や病院側に、何を求めるか、

本当に 話したいこと(かめこが大事に考えていること)は何かを、
よく考えてから、

明日、オットさまと一緒に、主治医に会いたいと思っている。

もちろん、病状や 今後の治療方向について、とても知りたい。



なお、二人の看護師さんたちの対応からは、
「家族に言えばそれで良い」という風には感じられなかったので、
好感が持てた。



【2010/07/15 22:19】 | 肺炎で入院 | トラックバック(0) | コメント(5) |
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コメント
v-375
あらら、つるちゃん抜いちゃったのね(^^;
ばぁも 目をはなすとすぐ抜いてしまう時期があって
私も同じように少しでも楽にいられるようにと
拘束手袋はずしてできる限りずっと手を握ってたわ
それこそ、夜中も握ってたなぁ 点滴も抜いちゃうし
(私の場合、ばぁの病気があったから付き添いを24時間許可だったの)
でも、
義母のときは・・・
そのかわり 手製のを使ってもらったよ
少しでも違和感ないようにね

だけど、 つるちゃんそうそうに鼻が解放されたんやね
ほんま、日々良くなってるね!
良かったですぅう
【2010/07/16 01:23】 URL | ウルル #L1ch7n1I[ 編集]
v-516拘束に関する書類の件では病院側ともめた経験あり(もめたというのは語弊があるかもしれないけど)
私は患者に危険が及べばもしくは緊急性が高いなら、家族に対して事後報告でもかまわないから拘束もやむなしと考えてるのに、
入院すると即、症状も患者の状況もおかまいなしに同意書に署名押印を求めてくるのはおかしいと主張したわけで。
拘束の必要性が十分予測される時家族と相談し提出すればいいではないかと。
重症軽症問わず十把一絡げにして、精神性を問われる書類を書かねばならない家族の重みを考えて欲しいと。
どうみても、トラブルの際の病院側の追求を逃れるための印籠的書類にしか感じ取れなかったのです。
現在でも書類手続きに関しては改善されてません。こちらの病院は臨機応変に書類作成することを「改善」とは考えてないのでしょうね。

つるちゃんが快方に向かわれてるようでちょっと安心してます。かめこさんも自己愛なさってください。
【2010/07/16 11:47】 URL | みつこ #mQop/nM.[ 編集]
v-516長くなりますが、追記です。
上の件は義父母が入院したときの話で、
義父母は認知症も身体的な不自由さもな~んにもないのです。

母が入院したときは、当時の看護師長に
「人格が壊れてるからね!」と初日に宣言され、
ものすごいショックと不信感。
入院させずに連れて帰ろうかと思ったほど。
現実的には入院以外の方法がなく、泣く泣く我慢しましたが、やはり職員の対応に納得できず。
結局一ヶ月半で「退院します」と宣言し、その状況から逃げだしました。
そういういきさつがあったから、同意書に対しての重みをすごく感じてしまったのです。
グチグチとすいません。
【2010/07/16 12:02】 URL | みつこ #mQop/nM.[ 編集]
v-22です。
ジジ様も入院していた病院で、『動かせる 左手』だけ ミトン(拘束用)のをしていました。
その時は、e-365さんみたくは、全然考えてなくて、ただ単に「動かしちゃって 管を外しちゃうからかなぁ?」って思っただけだったよ。

v-378ちゃん 顔の部分の管が外れて良かったね~!
e-365さんの愛情v-344だね!
【2010/07/16 20:04】 URL | キバっち #hj3M6W3Q[ 編集]
e-365より、v-516みつこさんへ
入院時の「同意書」の類について、みつこさんのおっしゃるとおりだと私も感じています。
何かあったとき、病院側が責任を追及されないようにと、予め手を打っているようですよね。
家族には とても重い意味があるのに、ことさら事務的だし。
それが、その同意書、この病院にはなくて、「その都度家族に相談してから行なう」のが表向きにしても、本来正しいルールとされているように感じました。
なんてまともなんでしょうね。

その看護師長は、あまりにもひどい!ひどすぎる!
看護師辞めてほしいし。そんな「長」では、病棟全てが思いやられるわ。
それに近い現実は、きっと少なくないのでしょうね。
【2010/07/17 23:14】 URL | みつこさんへ #/Amn5WiM[ 編集]
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プロフィール

かめこ

Author:かめこ
つるちゃんは、症状が出てから12年。
現在81歳。要介護5です。
家族は、つるちゃん・かめこ・かめこの夫
孫ミニーとデイジーは共に結婚して別居。
かめこは、乳がん手術を体験しています。
体力は無いけど、命の重さと自由の尊さを
知ってる人だと思います。

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