つるちゃんとかめこ
重い認知症になったつるちゃんは、娘のかめこを「お母さん」と呼びます。 かめこの愛と工夫に満ちたケアが、きょうも、つるちゃんの心に届きます。
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室内用車イス導入を決めました
先日、つるちゃんの入浴風景を見て ケアマネが提案された。
「リビングのイスでの移動は大変そうですね。
室内用の車イスを入れたらいかがでしょう?」


かめこ、即座に反論。
「いえ、今のままで大丈夫です」。



なぜだろう。
抵抗があった。

食事を全部ミキサーにするとか、
栄養補助のためにエンシュア・リッドを飲んでもらうとか、
そういうことには抵抗なかったのに。

ケアマネが提案された時には、

「つるちゃんは、まだ歩けるのに」
主張したい気持ちだった。




ところで、
外で車イスを利用するようになったのは、
歩けなくなったからではなくて、
その逆。

徘徊がひどかった時期。
いくら歩いても疲れないように見えた時期が過ぎて、

体力が衰えてきて、
フラフラになっても歩き続けて、
それこそ
食事時間以外は、エンドレスで歩いていた時期。

車イスに座ってもらうことで、
身体や足を休めてもらうために、導入した。
つるちゃんは外が好きで、
車イスでの散歩中は、危なげなく座っていてくれた。


その時期が過ぎてからは、通常の利用になった。

短い距離を歩くには歩行器を利用し、
車イスは、
長い散歩や、
コンビニにおやつを買いに行くとか通院とかの中距離の移動や、
タクシーに詰め込んで、降りた先で利用したりする。

(今は、つるちゃんがおやつを買いに行く機会はほとんどなくなりました)



思えば、
外での車イス利用も、
必要に応じて、
つるちゃんの活動が豊かになるようするためにと、考えられてのものだ。

単なる“歩けない人のための道具”としての位置づけではなかった。



それならば、
室内での利用も、同じじゃない?


例えば、
つるちゃんが より楽にトイレに行かれるようになるために
利用すれば良いんじゃない?

楽するのは、かめこの方だけど、
気軽にトイレに連れて行かれるということは、
つるちゃんにメリットがあるよね。

まだ大抵は歩いて行かれるんだから、
辛そうで危ない時にだけ、車イスにすればいいんだし。


リビングでは、
お気に入りのイスに座っていてほしかったけど、
今のイスでは幅が広すぎて、
身体が左右に傾いてしまう。
今よりしっかり座れる機能の車イスもあるんじゃない?




そう思ったから、
ケアマネに連絡して、
きょう、
福祉用具担当者に家に来てもらった。

そして、
注文していたお風呂グッズ、
浴槽のフチに置いて “またぎを楽にする回転台”を届けてもらうと同時に、
“室内で利用する車イス”の導入を相談し、
最新のカタログから 担当者オススメ品をチョイスした。



なんだ、
“身体の傾きを防ぐクッション”って、単独でレンタルできたんだ。
これまでだって、
それを利用すれば良かったんだね。


とか、いろいろ発見もあった。



車イスのほかにも、

この頃のつるちゃんの身体機能の低下に基づいて、
利用できる福祉用具は、まだまだあるんだね。

どんどん利用して、
つるちゃんの活動が より豊かになるようにしていきたい。


そう思うと、
なんだか今、先が開けたような気がして嬉しくなった。


ケアマネさん、ご提案ありがとう。
福祉用具担当者さん、これからもよろしく。
【2010/02/10 14:23】 | 介護品のこだわり | トラックバック(0) | コメント(12) |
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コメント
なるほど、と改めて勉強になりました。ある事例を聞いたことあるのですが、それは何度リハビリをしても、歩く力が良くならずに、家に中を這いずって移動される方がいました。トイレにも間に合わず、移動をするのもしんどくなり同じ部屋でじっとしていて、部屋が失禁だらけになっていました。ある時、その方に室内用の車椅子をレンタルしたら、自分で手の力を使い、車いすの車輪を動かしてトイレに行き、寝室まで自分で移動できるようになったとのこと。足がだめならば車いすと手の力を使うことができるんだなと。足で歩くことばかりにこだわらず、車いす(自走用)は手の力を有効に利用できる便利なものだと思いました。私自身、車いすのイメージや固定概念にとらわれた事を思い出しました。
改めて勉強になりました。
これからもブログ楽しみにしています。
【2010/02/10 22:22】 URL | おぶぶ #-[ 編集]
v-254
つるちゃんの活動が より豊かになるようにしていきたい・・・その視点があるから考え方も柔軟に対応できるんだろうな・・・
私はまだまだ自分の概念の中だけで考えてしまいがちだから
もっと広い視野で考えられるようになりたいです
かめちゃん いつも 本当にありがとうぅ
【2010/02/10 23:20】 URL | 海空ママ #n5wo/zCo[ 編集]
e-365より、おぶぶさんへ
お話してくださった事例は、劇的で分かりやすいですね。
私はそのお話のおかげで、つるちゃんの元精神科主治医が著書に書かれていたことを思い出しました。
「失われた能力を訓練によって取り戻すのがリハビリだとイメージするが、福祉用具を上手に利用して失われた能力を代償するのも、リハビリテーションの重要な役割」だそうです。
お話ししてくださった事例では、ご自分でトイレに行かれるようになられて感激しました。
つるちゃんの場合だって、手伝う者は必要ですし、自分の意思でなく“行かされる”ことも多いだろうけど、それでもトイレで用を足せる機会を、減らさずにすみますよね?(リビングのイスを利用するようになってからだって、成功する頻度が増えたんですよ。歩いてもらうより速いですし)
【2010/02/10 23:28】 URL | おぶぶさんへ #/Amn5WiM[ 編集]
排泄に対して、つるさんはどうしたいのだろうか、どう思っているのか僕には分からないのですけど(すみません、ブログを全部読みきれていないのでつるさんの気持ちを理解できていないのと、つるさんの気持ちを理解できるなんて、いちコメント者がいうのはおこがましいので)
寝たきりでおむつでそのまま排泄は確かに介護する人も介護される人も楽です。ただ、廃用症候群になってしまうのが怖いです。排泄力が低下しますし、尿と便が出る意識が低下すると思います。寝たままの為に尿が十分に出切らずに尿路感染症につながりやすいと聞きます。
人間らしく生きる事を考えると、人の力、道具などを借りてでもトイレに行ける間はトイレで用を足せる事は僕もお勧めしたいです。トイレに行ける間は紙パンツを利用したり、それでもトイレに移動が困難になればポータブルトイレを利用したり、紙パンツも、ポータブルトイレもちゃんとトイレで用を足せるために必要なものだと思います。(気持ちの問題ですができればポータブルトイレよりトイレにける間はトイレに行くほうがいいですよね)
担当ケアマネジャーでも担当訪問介護事業所でも福祉用具担当者でもない僕が勝手にこんなこと言っていいのか恐縮ですが、これから先、工夫をしてもトイレが困難でつるさんが「トイレはもうやめる」の気持ち(表情やしぐさ)がでればその時かなと思ったりします。それまでつるさんが頑張る気持でいてくれたらなと思っています。
勝手なこと言ってすみません。これからも応援しています。
【2010/02/11 00:44】 URL | おぶぶ #-[ 編集]
かなりご無沙汰のコメントで…すみません。
つるさんの生活が豊かになるよう前向きな考え方のかめこさんに、いつも感心させられます。

本も読ませて頂いて、いつか私も介護する事になれば、かめこさんのように温かい気持ちで接する事が出来たら…なんて思っていたら、私の祖母(87歳)が認知症になってしまったようです。時間を見つけて実家へ帰り、母の手伝いをしています。来週、役所を通してケアマネージャーさんが来て、いよいよ介護について話し合いが始まります。これから大変になるとは思いますが、私も前向きに介護に取り組んで行きたいと思います。
【2010/02/11 00:51】 URL | myu[i:63676] #-[ 編集]
e-365より、v-254海空ママさんへ
何をおっしゃいますやら。
かめこが今みたいに考えられるようになったのは、ママさんがここでいつもヒントをくれるからよ。
ママさんの言わんとするところを汲み取ろうとしてきたら、こうなったんです!
【2010/02/11 15:03】 URL | 海空ママさんへ #/Amn5WiM[ 編集]
e-365より、おぶぶさんへ
もちろんつるちゃんだって、トイレで用を足したいに決まっています。それも、できることなら一人でね。
(ブログはたとえ全て読み込んでくださったとしても、分かりにくいと思います。本では127ページに、用を足すことについてのつるちゃんの気持ちを かめこがどう見ているか書いてあります)
そして、もちろんかめこも ずっとトイレに連れていってあげたいです。
ただ、つるちゃんにだって、「今は全然行きたい気分ではないけど、誘導されるからトイレに付き合う」という事だってあると思うのです。席を立つ時点で、「絶対に出ないから行きたくない」と はっきりするときには、首を振ってくれますが。
尿意と便意は、「アルツハイマー病の人は失くさない」と言う方もいますが、つるちゃんは 認知症が進んでから少し前まで 薄かったように感じています。 
それが、このところ、つるちゃん自身で感覚がつかめてきたように感じています。
“ズボンを脱がせたとたんに出る”などが多いので。今が、トイレで用を足せるようになるチャンスだと感じて、トイレ誘導やトイレでの時間をより大切にしています。
なお、つるちゃんの場合は、ポータブルは考えていません。「トイレに見えるけど、ここではしたくない」と思うだろうと想像しますので。
【2010/02/11 15:38】 URL | おぶぶさんへ #/Amn5WiM[ 編集]
e-365より、myuさんへ
また大事な時に来てくださって感謝しています。
本を読んでくださっているとのこと、重ねてありがとうございます。

おばあ様のこと、ご心配ですね。
でも、myuさんがいらして、お母さまもどれほど心強いことでしょうね。
私の希望を言わせていただければ、myuさんには、お母さまが どうなさいたいのかを一番に、お母さまが自分らしくいられるように支えてあげてほしいと思います。若い人の方が情報をつかむのも早いし、頭の回転も速いと思いますが、支える立場を意識してほしいと思います。
これはとても難しくて、ストレスの溜まることだと思います。自分で全部やっちゃった方が よっぽど楽だと思います。

この頃のブログは、知識というかノウハウを書かざるをえませんが、気持ちや思いは、今も本に書かれているとおりです。
初めから何も変わっていない。ブレていないことがうれしいです。
【2010/02/11 18:00】 URL | myuさんへ #/Amn5WiM[ 編集]
v-16です。

家の中でも車いすを使うようになったのはいつだったかしら…
気をつけてはいても粗忽者の私なので柱にぶつけたり、敷居に傷をつけたり…
今でもそれは残っています。

お風呂に入り易くする用具、寝たっきりの夫を車イスに移動するリフト、いろいろ利用しました。
福祉器具はつるちゃんのためというよりかめこさんご家族のためにも大いに取り入れて下さい。
【2010/02/14 16:29】 URL | ベンジャミン(keiko) #oUPgpoCM[ 編集]
e-365より、v-16ベンジャミンさんへ
ベンジャミンさんが粗忽者だとも思わないけど、確かにあちこちぶつけそうね。
今使っているリビングのイスは幅が広いので、つるちゃんが肘かけを握っているときには特に、すらないように慎重にしています。
古屋なので、柱や敷居は構わないけど、つるちゃんにケガさせないように気をつけなくっちゃ。

そうですね、家族の介護を楽にするためというのも、福祉用具の大きな役割ですね。そちらの方が意味が大きいのかな。
加えて うちの場合は、ヘルパーさんが誰でも つるちゃんのお世話ができるようにするためにも必要なんですよ。
【2010/02/15 00:30】 URL | ベンジャミンさんへ #/Amn5WiM[ 編集]
v-516トイレの事。色々思い出してしまいました。
母は、昼間は自分でも力が入れられて抱え上げるのに協力してくれたのですが、
夜はフニャフニャ。
ベッドでは目覚めたら自分で起きあがろうとし(寝返りだけですが)
私が気がつく前に落ちてしまうので危なくて布団にしてました。
布団から車椅子に乗せる事は私一人ではとても危険
(寄りかかってもくれない。母自身力も入らず掴みどころもない)
車椅子を押さえてくれていた非力な父までひっくり返る始末。
かといってオムツにするのもイヤで自分ではずしだす。
「お願い、しばらくはめていて。」と頼んでもダメで、
抱え上げられるだけで力が入り失敗するし。
布団も畳も大変状態になる。
結局、すべりのいい毛布に乗せてトイレまで移動し、そこで抱え上げ。。
父はそれを見て泣くし。見ようによっては虐待に取られかねない状況。
寝室全部を嵩上げして、トイレの時だけベッドサイドが低くなり
車椅子が横付けするようにリフォームしたい!と思いました。

すいません。かめこさんの記事に対してというより、私の思い出話に(笑)
【2010/02/15 16:03】 URL | みつこ #mQop/nM.[ 編集]
e-365より、v-516みつこさんへ
うわぁ!少しは伺っていたつもりだけど、想像しただけでも壮絶だわ。
みつこさんでなかったら、ツナギ着せちゃうだろうなぁ。
本当によく頑張ったね。

私の一番の思い出(?)は、歩き回っていた頃に、う●ちがどっさり出て、その上からおし●こも出て、廊下にたんまりたんまり・・すべってました。それで、つるちゃんが自分のう●ちにすべって転んで死んだらどうする!!!そんな死に方だけはさせたくないっ!って、ものすごく怖かったことです。
その時考えたリフォームは、大たい骨折った時に、実現させました。
【2010/02/16 15:05】 URL | みつこさんへ #/Amn5WiM[ 編集]
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プロフィール

かめこ

Author:かめこ
つるちゃんは、症状が出てから12年。
現在81歳。要介護5です。
家族は、つるちゃん・かめこ・かめこの夫
孫ミニーとデイジーは共に結婚して別居。
かめこは、乳がん手術を体験しています。
体力は無いけど、命の重さと自由の尊さを
知ってる人だと思います。

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