つるちゃんとかめこ
重い認知症になったつるちゃんは、娘のかめこを「お母さん」と呼びます。 かめこの愛と工夫に満ちたケアが、きょうも、つるちゃんの心に届きます。
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⑤ストレスと生涯発達
鶴亀市主催「認知症の方を介護する家族のための介護講座」
第4回は、
「介護者自身のこころに気づこう②」



これまでの介護家族への支援は、「ストレスを減らす」ようにするものだった
と、講師は言う。

だが、誰もが当事者になりうる今、

(5家族に1家族は、認知症高齢者の介護家族であるという統計もある)
(65歳以上の認知症有病率8パーセントとして計算)(この講座には若年性のご家族も参加)

従来の支援だけでは足りないのではないか、
介護の経験をムダにしないようにするにはどうしたらいいか、
という考え方が出てきて、
介護経験を その人自身の「人格の成長に役立てる」ための支援
が、はじまった。


それが、
「生涯発達」への支援。



この「生涯発達」のプロセスとやら、
どうやら、「ストレス」と並び、介護家族が誰しも体験するものだという。
(自覚するのは一方だけの場合もある)




さあ、認知症介護者のみなさん、

あなたが介護するご家族の、
認知症発症前を、思い浮かべてみてください。



例えば、
・仲良かったっけ。
・いつも怒鳴られていたわ。

などといった、【関係の良し悪し】を、思い浮かべましたか?



それとも、
・お祝いはいつも“ちらし寿司”だったなぁ、(食卓の風景)
・たまには、一緒にデパートに行ったなぁ、(日常のヒトコマ)

などといった、【イメージを回想】しましたか?




前者を思い浮かべた人は、
現在、高いストレスを感じやすい状況にあるそうだ。


●今あるストレスを、いかに減らすか、早急に考えてほしい。

 まず具体的に、何が自分にとってのストレスになっているかを 考える。

② 次に、その問題への具体的な対応方法を なるべくたくさん考える。
   


対応策の考え方は、
   A:「対象に立ち向かうもの」
    (人についてだったらもちろん例えばだけど、本人を説得する・
     医者に相談する・他の介護者に体験を聞くなど、能動的な対処)
   B:「自分を楽にするもの」
    (自分を納得させる・サービスを利用して距離を取る・
     家族に愚痴をきいてもらう・介護以外に意図的に趣味を持つなど、
     一時的に回避する対処)
   
   という風に分けると、思いつきやすい。

③ 偏らずに、いろいろな対応策を使えるようにする。     
    効果がなさそうだと思うものでも、とにかく試してみる。 
     「試してみてから考える」 のが、コツだそうです。
   



また、
そのストレスが、急性のものか、慢性のものかを、見極めることが大切。

急性のものなら、一時回避を。(いったん問題から離れて疲れをとろう)
慢性のもの(しばしば抑うつ・だるさ・不眠を伴う)なら、専門家に相談を。
  

う~ん、ここはねぇ。
結構急ぎ足で説明されちゃったんだけど、
講義を聴いていて、
かめことしては、なんだか現実的ではない気がした。 
例えば、ショートステイなんて、た易く使えないし、
休めって言われても休めないから、問題が起こるんじゃないのぉ? って。




また、具体的なストレスのいくつかの例について、説明があった。、
●要介護者を怒鳴りつけるなどして、自分の醜さに悩む人は、
    「その状況に置かれたら、そう思うものが自然で、
    元来の自分が そう思っているわけではない」 と考える。
    優しいだけなんて【出来ない】というのを、前提とする。 

具体的な対応策のひとつとして、
●ご近所に、家族が認知症であることを話すと、一般的に協力が得やすい。
    講師より、
 「ご近所に話すか」 という問いかけがあり、
    何人かが、どういう場面で どういう言い方で話したか、経験談を披露した。
    近所のお店に話した、という人もいた。 
 

ここで、参加者の中から、
「みなさんはストレス発散に何をされていますか?」
という質問が出て、全員が「それ」を発表した。
何しろ好きなものの話。 みんな生き生きしてたよ。



かめこが話したのは、 
 ・私に入院経験があるせいか、介護に入る前から家族の協力体制があったので、
  介護に際しては、みんなが私の味方。
  特にオットは、何でも話を聴いてくれる。(向こうから訊いてもくれる)
 ・ヘルパーさんを家に入れるということは、ストレスにもなるが、
  みなさん、精神的にも力になりたいと思ってくれていて、 
  話を聴いてくれる。
 ・介護について、どうしたら上手くいくか考えること自体が趣味のよう。
  興味があります。
 ・デイサービスとショートの間の気分転換も、上手くなりました。
 ・ブログやってます。

      (「ほぉ!ブログ!」って反響あり)


その話のはじめに、
「ストレス発散といっても、
私は新聞の字面が頭に入らないほどの時を経験していて、
そういうときには、何かしようだなんて思えません」
 と話した。
暴力行為の頃とか、
家の中を歩き回って片時も目を放せなかったころとか、
極度の緊張が持続して、そういうことになったのだろうと思う。


そうしたら、講師が、
「それは、最高度に近いストレスです。そうなる前に、介護から離れてください」 
とアドバイスされた。

かめこの場合は、ストレス覚悟でやりたくてやっていたから、

「私は大丈夫なんです」と話したけど。。。
もし、誰かが「字面が頭に入らない」なんて言ってたら、
かめこも、その人に介護から離れてほしいと思うだろうな。




さて、
先ほどの質問で、イメージが回想された人は、
 
           (嫁の立場の人は、あまり回想されない)
気持ちの整理をつけて、自分を成長させる時期に来ているそうだ。
自分にとって、介護とは何かを考えてみてほしい、とのことだ。


人は 生涯、心・人格を発達させ続ける というから。 



なお、このシリーズの次の記事は、「⑥認知症をとらえなおす」 です。
別のカテゴリになります。



5月31日(日)

5月31日(日)。毎月のお寺参りに行きました。
玄関を出るとき、
 「タクシーにのるからね」と言ったら、
つるちゃんが泣き出した。
婦人科に、火曜・金曜・土曜と受診したから、
また きょうも病院に行くのかと、思っちゃったみたい。

「違う違う、お寺よ」と、言いまくって、安心してもらった。


【2009/05/31 15:23】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(15) |
<<言葉を失くしても目力で | ホーム | 婦人科診察>>
コメント
しろたんよりかめこさんへ


つるちゃんの行き先が病院じゃなくて、良かった一生懸命に頑張って通院したつるちゃんにとって、また病院じゃイヤだもの


慢性疲労確かに認知症でない家族を介護しててもかかってます

息抜きは、ブログ
鍼灸治療とスーパー銭湯、銀座や渋谷に出たりウインドウショッピング
でも一番疲れたら、寝ちゃいます


介護を通じて人格や心の成長は、確かにちょびっとあると思います


かめこさんのオットさまは、すごく素敵なオットさまだと思います。かめこさんやつるちゃんをとても支えていらっしゃるなぁと


結婚してない私でも、こんな旦那様がいてくれたらしあわせだろうなぁと思いました
【2009/06/01 12:08】 URL | しろたん #q8jZsIac[ 編集]
v-516私は関係の善し悪しを連想していた方です。
母との微妙な関係や思春期の多感な頃は離れてたから、思い出が少ない(笑)
ストレスはそれなりにあったけどシンデレラ役を楽しんでた。
どんな逆境でも私は強く生きるの!e-271
う~ん、イメージは「ちからこぶ」ではなくて、キラキラ目の夢見る乙女みたいな(笑)
そして工夫したことがうまくいったり、想像してたこととドンピシャだったりすると、
最高にうれしかった。
反対にうまくいかなくてへこたれる私もかわいいとか(笑)

つるちゃんのピンクの帽子、かわいいですね~
泣き出すくらい我慢して・・
早く完治しますように。

【2009/06/01 14:58】 URL | みつこ #mQop/nM.[ 編集]
e-365より、v-49しろたんへ
息抜きの手持ちは、種類が多い方が良いらしいから、しろたんはバッチリね!
お仕事持たれていることも、両立するのは大変だろうけど、まったく違う世界を持っているという意味で、効果あるのだろうと思います。

こちらに来て下さるようになってからだって、変わられたと思うなぁ。

で、ふふふふ。彼がステキというより、妻に魅力があるから。。。。なんてね。v-398
というのは冗談で、ほんと、感謝してるのよ。

ごめんなさい。携帯からのコメントは、絵文字を入れないでくださいますか。
【2009/06/01 16:33】 URL | しろたんへ #/Amn5WiM[ 編集]
しろたんよりかめこさんへ


はい(^^ゞ絵文字の件了解しました。
そうだ、やっぱりご夫婦ってお互いによい所を引き出しあってるんだなぁ(*^_^*)かめこさんの魅力が絶大だからだぁ~☆
【2009/06/01 16:48】 URL | しろたん #q8jZsIac[ 編集]
e-365より、v-516元下女のみつこさんへ
状況は異なるけど、ものすごくわかる! 叫びたいくらいにわかる!
みつこさんと私は、相手がどうあろうと楽しめるところが同じね。
でも、この講座は、そういうタイプの人がいることを想定してないんだと思う。
私は心理学がどういうものか知らないんだけど、
多分たくさんの人から統計をとって傾向を探り、その意味を分析して、進歩させるにはどうしたらいいか研究するものだろうと想像します。
トクシュツした人達を研究すれば、もっと先が開けるだろうに。
【2009/06/01 17:25】 URL | みつこさんへ #/Amn5WiM[ 編集]
v-22です。
ストレス・・・もうずっとです。
ヤン兄が中学の時からだから・・・カレコレ・・・10年近く?途中 止めた時期もあったけど、まだ薬は飲んでます。
今回のヤン兄の所へは、一応薬持って行ったけど。。。ほとんど飲まなかったなぁ~!
(*-ω-)。oO(家に帰って来てから、また飲み始まりましたけど・・・
これから また ストレスが増えるのが、目に見えてます。。。
(〃-`ω´-)ンー どう乗り切ればいぃんだろ~??
【2009/06/01 20:28】 URL | キバっち #hj3M6W3Q[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2009/06/01 20:44】 | #[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2009/06/01 21:40】 | #[ 編集]
e-365より、v-22キバっちへ
今回、お薬飲まずにすんだのは、v-511ジュニア君効果かしら?

ほんと、ますますストレス増えそうね。
どうしたらいいか、かめこもわからないけど、とにかく お仕事は辞めないでね。
【2009/06/01 23:42】 URL | キバっちへ #/Amn5WiM[ 編集]
e-365より、内緒さんへ
追伸?も入れてくださって、どうもありがとう。
お話してくださるの、とても嬉しいんだからね。

それは「介護してる」って言うのよ。お父様がいらした頃からずっと、今も。
物理的にかかわる時間が長い事が、「介護してる」事ではないもの。

うんうん、頑張ってきたもの。成長してるよ。
【2009/06/02 00:04】 URL | 内緒さんへ #/Amn5WiM[ 編集]
e-365より、しろたんへ
抜かしちゃってごめんなさい。

いや~ん、冗談だってばぁ。i-229
【2009/06/02 00:07】 URL | しろたんへ #/Amn5WiM[ 編集]
かめこさん こんばんわ i-239です

ストレスのとらえ方も ひと様それぞれですが
ユユたち、家族ではない施設勤務の人間も
「こんなとこおったら、アタマおかしなる!!」 ぐらい、
打ちのめされるヒドイ日も しょっちゅうあります

ユユたちは スタッフ間で 会話なくとも理解しあえるのですが、
在宅で 誰にも相談できずキツイ状況におられる方は
(そのご家庭の)要介護者さまよりも 
支援しなければならない状態かもしれないですね・・・

要介護者さまには 受容ある方、
キツイ状況でおられる在宅介護者さまには 気持ちの転換を

どちらにせよ、同じ人間なので
ユユは 『逃げ場』といいますか、『甘えられる場』といいますか
そういったところ(もの・ひと)が必要だと思います

自分の心に余裕のあるとき、失敗は責めずに笑って、
ときに自分の機嫌で 少しキツく怒って・・・、
でも いいと思います
だって 相手を「普通の人」と思って 接してる証拠

かめこさん、ユユね
今の介護色、まぶしい太陽の色に 変わったよ♪
つるさまの体調不調も フッ飛びますように!!

【2009/06/03 00:30】 URL | ゆうちぃ #-[ 編集]
e-365より、i-239ゆうちぃさんへ
ああ、ゆうちぃさん、ありがとう。
かめこね、今回の講義について(資料はもっと)なんか、違和感あったの。
それがどうしてだか、おかげでわかったわ。
今回は、講義内容に「相手も普通の人」という視点が、感じられなかったんです。
ゆうちぃさんもかめこも、それがあるのよね!

「受容」というのは、どうなの?
かめこにとっては、つるちゃんがどんなでも、それをあえて「受容する」という意識はなくて、「ああそうなのね」と自然なこととして、受け止められるんだけど。。。
それでも、このことを言えて、心が落ち着きました。ほんとにありがとう。
そして、こんな「キツクナイ状」にあるかめこだけど、オットさまはもちろんのこと、このブログの存在は大きいです。
来てくださる皆様に、感謝します。

いいねえ、まぶしい太陽の色!
ゆうちぃさんの職場には、そんな「太陽さん」が、きっと他にもいらっしゃるのでしょうね。
【2009/06/03 10:57】 URL | ゆうちぃさんへ #/Amn5WiM[ 編集]
v-254「生涯発達」という言葉自体を
初めて聞きました。色んな捉え方があるんですね・・・
色々考える機会を作っていただき 本当ありがとうぅ
つるちゃん 本当に病院頑張ってたのが伝わってきて
涙が出そうになりました。
「違うお寺よ」と言いまくったかめちゃんが想像できて
可愛かったですv-238
【2009/06/03 13:13】 URL | 海空ママ #n5wo/zCo[ 編集]
e-365より、v-254海空ママさんへ
かめこも初めてです。心理学用語だと思います。

「お寺に行くから」と話してはいたんだけど、
「タクシーに乗る」で、突然よみがえちゃったみたいです。
つるちゃんに、かめこの言葉が届いて良かったわ。v-238
【2009/06/03 23:48】 URL | 海空ママさんへ #u6i4c2k.[ 編集]
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かめこ

Author:かめこ
つるちゃんは、症状が出てから12年。
現在81歳。要介護5です。
家族は、つるちゃん・かめこ・かめこの夫
孫ミニーとデイジーは共に結婚して別居。
かめこは、乳がん手術を体験しています。
体力は無いけど、命の重さと自由の尊さを
知ってる人だと思います。

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