鶴亀市(仮)主催 「認知症の方を介護する家族のための介護者講座」
第2回目冒頭で、講師より、 この講座の、これまでの講習会などとの違いについて、 改めて説明があった。 果たして、かめこの解釈 (前回の記事 「②自分で考える場」)で、 良かったのだろうか? ちょっとドキドキ。 講師の言葉によれば、 「この講座は、介護者自身が、介護の経験を自分の人生にどう位置づけるか、 考えていくきっかけにするためのものです」 フウム。かめこの解釈より、深いかしらね。 さて、第1回目と第2回目の内容は、 「認知症の方のこころの理解」 2回とも、その導入は、インパクトが強いものだった。 第1回目のときには、 自己紹介など、会のはじめにすることが済んだ時点で、 いきなり、講師が参加者の一人に声をかけた。 「ああ、あなた、さっき下の喫茶室で、ケーキを食べてらしたけど、 あれは、チョコレートケーキだったの? それともチーズケーキだったのかしら?」 声をかけられた相手は、戸惑った風。 答えあぐねてる様子。 すると講師は、さっきよりもっと声を高くして、 「チョコだったのか、チーズだったのか、お尋ねしてるんですが。」 ・・・少し間があって、相手が答えた。 「ケーキなんか食べてません。喫茶室にも行ってません」 それでも講師、どうしてもわかって欲しい風。 「何言ってるの? あなた喫茶室でケーキ食べてらしたじゃない!」 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 皆さんは、もうお分かりですね。 このやり取りの意味を。 これが、認知症の人にとっての 「記憶の障害」。 「忘れた」とか、「思い出せない」 のではなくて、 それは自分にとって、「まったく経験してないこと」。 そのことを、 今は認知症でない私たちに、体感させてくれたのだ。 “ケーキなんか食べてないのに、食べたことにされてしまった” 体験として。 (参加者が認知症の方の役で、 講師が家族役です) そして講師は、 この時の認知症の人の様々な思いや置かれる状況を語り、 それを聴くことでまた、 私たちは、 認知症の人たちの気持ちを想像する・・・。 それから、自分のしてきた対応を振り返ることになる。 (第1回は、このあと、「認知症とは」 と題して、医学的な説明がされた)
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