つるちゃんとかめこ
重い認知症になったつるちゃんは、娘のかめこを「お母さん」と呼びます。 かめこの愛と工夫に満ちたケアが、きょうも、つるちゃんの心に届きます。
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母つるが娘に言いたいこと
3月11日木曜日、朝食の時の話です。

トイレでは、もっぱら パッドを取り替えるだけだった つるちゃんが、
(出ていたら、ペットボトルにお湯やウォシュレットで洗う)
今年になって、トイレで用が足せることもようにもなってきた。


そして3月になって、家でも車イスを使うようになって。。。
  
  (でも、無理ない限り 歩いて移動するようにしてます)

  

これからも、ずっとトイレに行けるといいなぁ との願いを込めて、
車イスから直接トイレの手すりを持てたり、便器に移れるように、

● トイレの廊下側の壁を壊して、アコーディオンドアにする
● トイレと洗面所との壁をぶち抜いて、トイレを30センチ広くする。

リフォームを決行することにした。


洗面所の30センチというのは、今は棚になっているから、
タオルやら何やらを収納する場所が無くなることになる。

それで、整理をしだしていて。。。




朝食の時に、

「これを機に、家を片付けることにするわ」
と、オットさまに話したら、


介助を受けて食べていた つるちゃんが、
かめこの目をはっきり見て、


「そうよ」

と言った。


「やけに はっきり言うなぁ」

とオットさまが笑う。

かめこも、つるちゃんが はっきり反応してくれて、すごくうれしい。


「でも、 (このところ、かめこたちの話に加わるなんてこと 無かったから、
今の『そうよ』は、)
 偶然かもぉ」


そのトタン、
つるちゃんが、首をブンブン横に振った。




ひえぇぇぇぇぇ。
お母さん、片付け下手な娘で ごめんなさ~い。

お母さんは、
かめこが 片づけが苦手なこと、
いつも気にしてるんだよね?



朝、起きると、
自分でシーツを外そうとするし。。。

(ホントは、自分で布団をたたみたいんだと思う)

トイレからの帰りには、
階段に (新品の)ベビー布団の包みが置いてあるのを、
決まって 「まだ ここに置きっ放しねぇ」 って顔で見てるし。。。




それから、 オットさまが、

「かめこは、パナシ (“やりっぱなし”の“パナシ”)なんだよ。
片付けなんて、しなくても、
元の場所に戻せば いいだけなんだから・・・」


と 何度目かの話を。。。


すみません。進歩無い妻で。




つるちゃんは、きっと、
オットさまの話も、ちゃんと聞いてる。
そして、

「よくぞ言ってくれました」 って思ったんだろうな。



1月の半ばに、
昇降イスに足を挟んだとき、
声一つあげずに、ただ震えていた つるちゃんが、

こんなに はっきり 言葉にしてくれた。


それほど、かめこに言いたいことは、


「そうよ」。  

「片付けなさい」  って意味だね?



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【2010/03/12 23:59】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(8) |
「のまない」
きょう日曜日も、依然熱は 36度9分から37度1分。
でも、つるちゃんの様子は、きのうとは大違いだった。

朝、目が覚めたとたん、おしゃべりを始めて、ご機嫌をアピール。
いつも通りに起きて、3食ともしっかり食べた。
飲み物も、ゴクゴク普通に飲んでくれて、かめこはホントに安心した。
うとうと眠そうにするけど、寝込みたい感じにも見えない。
元気ってわけじゃなさそうだけど、少しは楽になったんだね。
金曜日の夜から飲んでる、キューピー先生がくれた薬(総合感冒薬と抗生剤)が
効いたのかな?




さて、
お昼の最後に、いつも通りエンシュアリキッドを飲んでいた時、
つるちゃんが、カップの2杯目を、
「のまない」 と言って断った。

もう飲めない、と困った様子になることはあるけど、
こんなにはっきり断るなんて、初めてのことで、
かめこびっくり。
でも、昼と夕で半分ずつ飲む、というのはよくあることだから、
そのまま了解。

夕食後に、
残り半缶分を入れたカップを飲ませようとしたら。。。

つるちゃんったら、
強く手でカップを払いのけたものだから、
カップの中身が、半分以上こぼれちゃった。




きのう、あんなに食べられなくて、飲めもしなかったのに、
エンシュアリキッドだけは、2缶共飲んでくれた。

あれは、きっと、
とても大事な栄養だから、どうしても飲まなきゃいけないって、
分かっていたから、飲めたんだね。 

きょうは、ご飯をちゃんと食べられるようになったから、
もう、これは飲まなくていいよね?
って、思ったんじゃないだろうか。

かめこやヘルパーさんたちは、みんな、
つるちゃんが、エンシュアリキッドを好きなんだろうと思っていたけど、
本当は、そうでもないのかもしれないなぁ。




そうは思ったけど、かめこは、
つるちゃんが払いのけたカップの中に残った分を、

「これは大事な栄養だから飲んでね」
あえて言って、飲んでもらった。

つるちゃんは、
 「うん」 とうなづいて、しっかり飲んでくれたよ。



【2009/09/06 22:56】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(10) |
おそくなるの?
日曜日に一日中お留守番だった、つるちゃん。

その日、朝のお世話担当の しろつめくささんに、

「おそくなるの?」 と聞いたんですって。

それは、
 「朝食の用意ができました」と声をかけた時のことだそうだ。
状況から考えて、
当然、早朝から出かけた かめこ達のことを尋ねられてるのだろうと、
しろつめくささんは、

「う~ん、そのようですねぇ」って、答えたそうだよ。



つるちゃんには、その日“留守番になること”を、
前日夜と、その朝話している。


前の晩は、夕食後つるちゃんが くつろいで(?)いる時に、
●つるちゃんのお兄さん、○さんが
 去年の夏に亡くなってから1年経つこと。
●それで、会津若松のお寺に親戚が集まって、お墓参りをすること。
●かめことオットさまの二人で、会津若松に出かけること。
●つるちゃんは留守番で、ヘルパーさん達とミニーが次々来ること。
●いつも誰か必ずいてくれること。
●かめこ達は、朝早く、つるちゃんが寝てる間に出ること。

座っている つるちゃんと、なるべく同じ目の高さになるように
しゃがんで話した。
かめこが話すのを、
つるちゃんは、ずっと落ち着いた表情で聴いてくれていた。
わかってる風だったけど、どの程度理解してるかは定かでない。
特に確認もしなかった。



朝になり、
ベッドの中のつるちゃんに、また話をした。
今度はもっと簡潔に。


「つるさんのお兄さん、○さんの一周忌だから・・・・」 
前の晩には使わなかった「一周忌」という言葉を口にしたら、
その瞬間、つるちゃんが「」という表情をした。

(ああ、「一周忌」と言う単語は忘れてわからないのね?)
かめこはそう思って、
「つるさんのお兄さんが夏に亡くなって1年経つから」 と言い直した。

そして、この時、かめこは確信した。
つるちゃんは、きのうの話も今も、しっかり聴いてくれている。
そして、おそらく ほとんど分かってる、って。



つるちゃんは、
かめこがベッドをのぞきこんで話し始めたときから、
にこにこ顔して、かめこの目を見てくれていた。

 朝の目覚めは、結構機嫌がいい。
 それでも、その朝の“にこにこ”は、なんだか飛び切り嬉しそうで、
 かめことしては、つるちゃんの心境を測りかねたけど、
 きっと、

 「お兄さんのことで、朝早くからありがとう。
 ちゃんと留守番してるから心配しないでお出かけしてね」
 
 ということだろうと、勝手に解釈することにした。


その解釈は、多分外れてはいないだろう。

だけど、かめこは気づかなかった。
本当は、その時、
つるちゃんは訊きたかった言葉を飲み込んでいたようだね。

「おそくなるの?」   って。


【2009/08/04 23:00】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(14) |
看護師は又聞いた!
6日月曜日の夕食どきから、つるちゃんは不調。
近頃珍しく、少ししか食べられなかった。
翌7日火曜日は、
朝ベッドから起き上がるトコロからして、身体が重くしんどそうだった。

そしたら、
“おりもの”の状態が、このところにしては良くない。

さては、この不調は婦人科的なことから来るものなのか、
それとも、
急に蒸し暑くなったりする気候から来る不調で、
そのため“おりもの”に影響したのか、
そこのところは、看護師さんとも話したけど、わからない。

ただ、体温も血圧も問題ないし、
きのうの夕食も今朝(8日)の朝食も、普通に良く食べたから、
さほど心配することはなさそうだよ。




さて、この記事のタイトルは 「看護師は又聞いた!」。
聞いたのは、
もちろん、つるちゃんの言葉を。



訪問看護師さんには、
“おりもの”のことで婦人科を受診してから毎週、
“市販のビデによる洗浄”をしてもらっているんだけど、
その4回目、先々週の火曜日6月23日のこと。 


いつも通り、
ベッドの上で ビデで洗浄して、
その後、
キャップに穴を開けたペットボトルのお湯で洗って、
さあ、あとは布
(お尻拭き用に古タオルを切ったもの:ご近所さんがくださった
で拭けばいいという、正にその時、

つるちゃんが、

あらうのおわった?
と、とてもしっかりした声で言ったんだ!

かめこ、 看護師さん  


つるちゃんの手を握って、顔を見ていた かめこには、
もちろん聞こえたけど、
つるちゃんの顔は見えない看護師さんにも、
当然はっきり聞こえていた。


ええ、これで終わりましたよ。
あとは拭くだけですよ。


と、つるちゃんに話し、
かめこに、

言葉がはっきり出るようになりましたね
と、言ってくれた。



そして14日後、7日火曜日の出来事。


きのうは、看護師さんが ふたり見えた。
いつも、ビデによる洗浄の前に、トイレに行くことにしているんだけど、
その帰り。
ベッドに向かうには、玄関の脇を通る。

ちょうど玄関に、業者さんが つるちゃんのおむつを届けに来た。
市から無料でもらえる分だ。

かめこが印鑑を取って戻ってきたとき、

看護師さんが、

つるさんが、今、「ごくろうさま」って、
ちゃんと相手の目を見て、おっしゃいました!

って教えてくれた。

そして看護師さんたちは、顔を見合わせて微笑んでいる。




それにしても、5月からの新しい看護師さんは、
はじめましてのときから、

「こちらこそ」とつるちゃんに言われてるし、
つるちゃんの言葉を聞く確率が高いなぁ。
もしかして、つるちゃんの発語率を高めてくれてる



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【2009/07/08 12:22】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(10) |
ケーキ
父の日には、長女ミニーとその夫ミッキー君が来た。
お父さんへのプレゼントは、おしゃれな“お酢”。
ケーキは、小さなバラ飾りの、真っ白なロールケーキ。
紅茶味だって。


みんなはアイスコーヒーで、つるちゃんには冷たい紅茶。



ミニーが5つに切り分けたけど、
つるちゃん、ケーキ食べられるかなぁ・・・・?



かめこがフォークで口に運ぶと、
つるちゃんは、
唇でフォークを挟んでケーキを食べるのが、ちょっとやりにくそうで、
かといってスプーンでは、
こっちがケーキをすくいにくい。

だけど、どちらにしても、
ケーキは、半分ぐらいしっかりつるちゃんのお腹に収まった。
しかも、
 「ケーキ」って1回つぶやいて、
久しぶりのケーキを味わっていたみたい。



そのロールケーキは、
生地がシフォンケーキみたいにふわふわで、
甘すぎない生クリームがたっぷり挟んで巻いてある。
紅茶は、クリーム色の生地に、チップみたいちりばめてある。
真ん中にちょっと入ってる苦めのチョコが、
紅茶の味と香りにとてもよく合う。



「フルーツとか入ってない方がいいと思って・・」って、
つるちゃんも食べられるように、
ミニーが選んでくれたケーキは、
二人の住む、横浜の味かな?
【2009/06/22 23:09】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(4) |
初めての挨拶
6月13日土曜日。
デイサービスに出かける前に、 
いつものように つるちゃんを散歩に連れ出した。

この朝は不調。左足が地面を擦る。
そんな理由もあって、
いつもより短めで引き返し、
家の前を行ったり来たりして、車を待つ。

「もう直ぐ“そよかぜさん”(仮)のお迎えが来るからね」
と、つるちゃんに声をかけながら。


お迎えのライトバンが来た。
あまり近づくと歩行器が邪魔になるので、
かめこは車の少し前で つるちゃんを止めた。
           
        (といっても、静止はできない)
ライトバンを降りて、スタッフさんがこちらに近づいてくる。
かめこは、歩行器の持ち手から、つるちゃんの手の指を一本一本引き剥がし、
いったん しっかり つるちゃんの手をとって、
改めて スタッフさんの手に引き渡す。
つるちゃんはスタッフさんを認めると、
前歯を見せて、それは嬉しそうな顔をした。



「つるさん、おはようございます!」
スタッフさんは、つるちゃんの手を取ると挨拶し、
自分は後ろ歩きで車へと誘導した。
かめこは つるちゃんの右脇を1歩下がって歩く。

すると、
つるちゃんが、ごく自然に首を斜め後ろに傾け、
かめこに向かって何かつぶやいた。


スタッフさんが、

「今つるさん、『いってきます』っておっしゃいましたね」
って言ったので、

かめこが、

「そんな感じでしたね」
って、答えると、

『い』 しか聞こえなかったけど」
と、スタッフさんが追加した。


(え~? ほんとに言ったの?)


かめこ、   \(◎o◎)/!




だって、
デイサービスに通うようになってから、
4年9ヶ月が経つけど、

これまでいっぺんだって、
「行ってきます」だなんて挨拶してくれたことない!
 
   (他のときも同く言わない)

いつも、迎えが来ると大喜びでそっちに集中。
かめこになんて、目もくれなくなるんだ。


それなのに、それなのに、

言葉がほとんど出なくなった今頃になって、
挨拶してくれるなんて。。。。。




つるちゃんは今、
本当に気持ちが落ち着いていて、
きっと、留守番のかめこにまで、
気が回るようになったんだね。



バスに乗り込むと、
いつもスタッフさんが、つるちゃんの手をとって、
窓の外のかめこに向かって、
「行ってきます」
と、つるちゃんの手を振ってくれる。
窓の外には目を向けられない、つるちゃんだけど、
それでも、スタッフの気持ちは きっと届いていて、
この朝の「いってきます」に つながった、
というのもあるだろうなぁ。




つるちゃん、ご挨拶ありがとう。
つるちゃん、行ってらっしゃい!




【2009/06/14 19:05】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(6) |
「こちらこそ」
2009年4月21日。
きょうから訪問看護ステーションが替わることになり、
ケアマネマウンテンさんと、
新しい訪問看護ステーションから、二人の看護師さんが見えた。



いつものイスに座っている、つるちゃんの右側にしゃがんで、
マウンテンさんが、看護師さんたちを紹介する。


きょうから、新しく来てくださることになった、看護師さんたちです。
つるちゃんは、マウンテンさんの顔をしっかり見ている。

次に、この訪問看護ステーションの長で、
つるちゃんのところに、毎週来てくれることになった看護師さんがご挨拶。


なんたらなんたら(ケアマネと同じような説明)看護師です。
よろしくお願いします。 



ここで、つるちゃんが言ったんだ。

こちらこそ。


つるちゃんの側には、ケアマネと二人の看護師さん。
マウンテンさんが、興奮気味に、


今、「こちらこそ」って、言ってくださいました!

それはそれは嬉しそう。
看護師さんたちも、とても晴れやかなお顔。




ケアマネのマウンテンさんは、
たとえ認知症が進んで言葉が出にくくなった人だろうと、
どういう暮らしをしたいか、
本人の意思を尊重することに、とてもこだわっている。
ケアプランに、
本人と家族の意向 を書き込む欄があって、

「(つるさんの方のような場合)、
普通は、“本人の意思は確認できないから”という風に諦めるのですが、
私は、つるさんご本人の意思を伺いたいです。
その方が、(つるさんの介護に携わる)スタッフも、やる気が出ると思うんです」

と、本人から、何とか聞き出して (言葉とは限らなくて、ただ頷くだけでも良い)、
意思を文言に反映させる努力をされている。




そんなケアマネジャーさんだから、
新しい訪問看護師さんが来ることを認めたと言える、つるちゃんの一言は、

彼女にとって、
どれほど意味があることだろうね。



つるちゃんは、
そんなケアマネジャーのお仕事の対する姿勢を、よく見ていて、

マウンテンさんの連れて来た人たちだからこそ、
自然に、
 「こちらこそ」が 出たんだと思うなぁ。


そして、
こんなつるちゃんを見ている、かめこは、
【認知症が進むと何も分からなくなる】と、思いこんでいる人たちに、


「言葉が出ないからといって、そんな風に決めつけないでください」
と、なんとかして伝えたいんだ。
【2009/04/21 23:10】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(10) |
はやいわねぇ
3月26日(木)。
夕食を待ちながら、オットさまとデイジーがお話ししていた。

2月27日生まれのピーチちゃんのことを、
オットさまが、

もう1ヶ月になるんだねぇ。
って言ったら、
すかさず、つるちゃんが、

はやいわねぇ。 って、言ったんだって。

いかにも、
話の仲間に加わってきた、という感じだったって。




その話を聞いて、
かめこは、胸がいっぱいになった。

つるちゃんが、
つるちゃんなりに、
ピーチちゃんの成長を喜んでくれているように
感じたから。。



家族が話しているところに、首を突っ込むことは、
以前はよくあったけど、
最近はほとんどない。

つるちゃんは、
いろいろなことが
受身になった。



でも、
ピーチちゃんの話題は、
“つるひいばあちゃん”にとっても、
久々、話したいことだったんだね。

つるちゃんも、ピーチちゃんを可愛がってくれているのね。





3月29日(日) 川沿いで お花見。
ピーチちゃんとお花見
写っている手は、かめこのです。
二人とも眠っていて、
つるちゃんは、ピーチちゃんが居ることに気づいていないと思います。


7分咲きの1本を除いては、まだつぼみが多いです。

桜の下で2009.3.29



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【2009/03/29 23:59】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(14) |
はい、どーも
夕方、玄関のチャイムが鳴った。
つるちゃんが「そよ風」さん(仮)から、帰ってきたんだ。


玄関を開けると、
送迎のバスから、つるちゃんが降りようとしているところだった。
とは言え、
つるちゃんが階段を降りる体勢になるまでも、
スタッフは一苦労。
つるちゃんは棒のように突っ立ったまま。

それでも、スタッフに誘導されて
1段1段、つるちゃんが降りる。

最後の段を降りたとき、
スタッフさんが、慌てた風に


あっ、はいっ、どういたしまして

その目が笑っていた。


(母が)何か言いましたか? 
スタッフさんにかめこが尋ねると、

「はい、どーも」 って、おっしゃったんです。



(「はい、どーも」
まぁ。珍しい。
随分リラックスした口調だこと。




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【2009/01/14 23:59】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(12) |
にんじん
最近のつるちゃんは、
座っている時、以前より、ますます居眠りも多く、
身体が前に傾くことが増えた。

テーブルに鼻をぶつけるし、
ずっと前のめりだと背中がガチガチにこるので、
少しでも頭が高くなるように、
枕用意してテーブルの上に置き、枕の上に突っ伏してもらう。
もちろん、疲れを取るために、昼寝も欠かせない。

だけど、
必ずしも、疲れてくるとこうなる、というものでもない。
朝起きてテーブルについたとたん、こうなることも多い。



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【2008/12/10 12:29】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(10) |
ごくろうさま・おいしいね
木曜日担当ヘルパーのマーガレットさんが帰り際、
キッチンにいた、かめこのところに飛んできた。



つるさんが今、「ごくろうさま」 って、言ってくださったんです 

「ぎょきゅりょうしゃま」 って感じでしたけど、
「ご苦労様」だと思います。
それで、私が、
「『お疲れ様』って、言ってくれたの?」
って聞いたら、
こう 
(と言って、大きく頷くジェスチャーをする) されたんです。


まぁ! それは4年半で初めてのことよ。
  きっと、お風呂が気持ち良かったからね。



それから、マーガレットさんとかめこは、つるちゃんの側に駆け寄った。
そして、かめこはつるちゃんに、


マーガレットさんに 「ごくろうさま」 って、言ったんだって?
偉いじゃない。
マーガレットさんが、お風呂に入れてくれたんだもんね?
お風呂入れて良かったねぇ。


って、言った。

つるちゃんは、満足気な表情をしていた。




つるちゃんが、しっかり(夜は少しだけど)食べられるようになってからは、
お風呂に入っても、
“だから疲れて極端に食べられなくなる”
訳でもないようだから、
この頃は、
以前のように、ヘルパーさんが来てくれた日には、
お風呂に入ってもらうようにしている。

そうは言っても、今週で言えば、
火曜日には、“デイサービスの家族の会”があって、
かめこが出かけたから、お風呂はお休みにした。
      
      (湯船には、かめことふたりで入れている)
そんな風に、今のつるちゃんにとって、
湯船に入ることは、まだ、当たり前のことではない。




真冬並みの寒さになった27日の木曜日。
あったかい湯船に浸かれて、

 (台に座るので背中と肩は出るけど、タオルをかけてお湯をかける)
つるちゃんは、とても幸せそうだった。

長湯すると後で疲れるだろうと、

「もう上がりましょう」と、かめこが言っても、
首を振った。



そんなこんな、
全部、マーガレットさんがいてくれて、
それで出来たことなんだ。




つるちゃんがヘルパーさんに言った、
ごくろうさま は、

なんて心がこもっているんだろうね。




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[テーマ:認知症の介護 | ジャンル:福祉・ボランティア]

【2008/11/28 12:12】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(15) |
息子の来た日
きょう、つるちゃんの長男(かめこの弟)が来た。

つるちゃんはひと目見るなり、顔をクシャクシャにして目を大きく見開いて、
嬉しい! という表情をした。
そして、何か言いたげに、かめこの顔を見た。


かめこのこと見るんじゃなくて、
Tさんを見るのよ。


と、かめこが言っても、
かめこの顔ばかり見る。 

照れてるのかな?


その後、
その日2回目のお通じが出て、
かめこにお尻を洗われて、
お尻を拭かれている時に、また足まで出て。。。。
せっかくの息子とのご対面の時間だったのに、
それどころではない事態になってしまった。



そして、やっとのこと息子の元に戻ったら。。。。

つるちゃん、眠っちゃったんです。
身体をテーブルより低い位置まで突っ伏して。

お腹もいっぱいで

(つるちゃんなりに、今朝はよく食べられました)、
お通じもたくさん出て、シャワーされて、
つるちゃん、疲れちゃったのね。 



お~い!つるちゃぁ~ん、
寝てる場合じゃないでしょう。




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【2008/10/26 23:48】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(10) |
泣き顔の真相
前記事の続編です。


つるちゃんが予防接種を受けた翌朝のこと。

ベッドの中からつるちゃんの声がした。
ごちょごちょごちょ、あたし、あたし。。。


かめこは、(多分)直ぐに気づき、
起き出して、つるちゃんのベッドをのぞいた。



あたし、どうしたの?
すると、つるちゃんがはっきり言ったんだ。 


あたし、ちゅうしゃされてヤだった。


あとで時計を見たら、5時過ぎ。
つるちゃんが、一番クリアーになる時間帯(朝方)だ。
それにしても、
誰が聞いてもはっきり聞き取れるほど、完璧な日本語。




でも、
そこに驚くのは、横に置いといて・・・・。 
今は、つるちゃんの言葉に答えるのが肝心。




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【2008/10/18 15:56】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(12) |
しってる
水曜日。
つるちゃんがデイサービスから帰ってくるのは、4時45分ごろ。
かめこは、門の前に歩行器を準備しておく。
つるちゃんは、バスから降りたら
玄関には入らずに、お散歩タイム。
日が暮れるのが、めっきり早くなってきたから、
もう無理かなぁ、と思いながらも、
15日は、これまで通りにお散歩できた。




きょうの「つるちゃんとかめこ」のお散歩タイムは、
こんな感じ。



 つるちゃん、「そよ風」(仮)さんに、行ってきたんでしょ?

 うん。 
 はっきり頷きながら、つるちゃんが答える。

 お昼、食べられた?

 無言で首を振る。
(ああ、残したのね。食べられなかったって、気にしてるんだわ)

 いいのよ。残したって、いいんだからね。


 頷く。



散歩の途中の会話は、後に回して、
この日の昼食についての話を続けます。



散歩から帰って家に上がって直ぐ、
かめこは、そよ風さんの連絡帳を見た。
かめこが、家族が書く欄に、

ここ2日ほどあまり食べられていない旨を書いたので、
スタッフ報告の欄に、
 
「そよ風では、昼食を3分の2ほど召し上がりました」
と書いてくれた。

続いて、メニュー表を見る。

「サンマの蒲焼・キンピラごぼう・キャベツのお浸し」
(他に味噌汁)



かめこの想像では、
つるちゃんの食べた3分の2の内容は、
【サンマの蒲焼全部とご飯】
キンピラごぼうとキャベツのお浸しは、まったく食べず。




つるちゃんに聞く。
 きょうは、サンマ食べたのね?

 にっこにこで、大きく頷く。
(はは~ん、やっぱり、サンマは全部食べられたわね)

 良かったねぇ。蒲焼だったのね?


 にっこにこ。

 キンピラごぼうも出たのね?
   キャベツのお浸しは。。。


 どちらの質問も、まるで聞こえてないみたいに、無視。

(はは~ん、どっちも口には入れたかもしれないけど、
 やっぱり全然食べてないのね)




おかずは全部ミキサーにかけてもらっている。
でも、食べるときには、
それがなんだか、スタッフが説明してくれるはずだし、
つるちゃんには、口に入れたら、ちゃんとなんだか分かるはず。
つるちゃんは、ミキサーにかけてあっても、

「サンマの蒲焼を食べた」 ということは、
しっかり分かって覚えているようだ。



(つるちゃん、全部は食べられなくても、
好きなものがあって、
美味しかったと思えて良かったね)



                      

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[テーマ:認知症の介護 | ジャンル:福祉・ボランティア]

【2008/10/15 23:54】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(18) |
べつにいいです
どうも、かめこがブログに
つるちゃんが出来なくなったことを書くと、
とたんに、そのことできるようになる、ということが多い。

それで、様子を見て、どんどん下降線だとか、
そう思ってから、記事にするんだけどねぇ。。。。
あ、喜ばしい事なんですよ。もちろん。

だから、何か書いたら、
その夜や翌日は、そのことは調子良い、と思ってくださった方が、
気が楽です。





というわけで、

「つるちゃんが言葉が出なくなった、
今は、言葉というより声が出なくなった」


と書いた翌日の夜中、
つるちゃんは、ずっとずっと声を出し続けていた。
26日の夜から27日朝方まで、ずっと。。。


まず26日、ベッドで寝たように見えて離れたら、
直ぐに起きて、自分でベッドに座った。
かめこが寝かしつける。
寝たように見えて離れると、
いつの間にか、ベッドのフチに座っている。

ぶつぶつ何か言いながら。

0時を回って27日になっても、その繰り返し。
それで、1時ごろ、
つるちゃんのベッドで、かめこも寝かせてもらうことにした。

(寂しいのね、かめこを呼んでいるのね)

一緒のベッドで、というのは、ものすごく珍しい。
2回目か3回目。4年間で。



つるちゃん、かめこも一緒に寝ていい?
(つるちゃん、喜ぶかな?)




それで、つるちゃんのお返事は、

べつにいいです。

だってえ  



かめこは、つるちゃんのくの字で寝ている背中を見る形で、
多分同じ格好で寝た。


(その後も、つるちゃんは、何やらつぶやいていた)




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【2008/07/28 07:32】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(9) |
「しみしぇん」
「しみしぇん」 って、
きのうつるちゃんが言ったんだけど。
普通の日本語だと、なんて言葉だか、分かるかな?

答えは、この記事を読み終えるまでに、考えておいてね。




さて、8日の日曜日から、つるちゃんに、キラッと光るものがある。
24時間冴えまくり、というわけではないんだけど、いい感じ。


まず、日曜日は、

自分でベッドから起き上がって、ベッドのフチに座って、そして、立った。

いつもだと、
目が覚めると、ムニョムニョ訴える。
起こして起こして、って言ってるんだと思うけど、
とにかく、ただただムニョムニョ言い続けるんだ。



ところが、この日曜は。
どうやら目が覚めたみたい、と、かめこが感じてから
ベッドのフチに自分で座るまで、
一言も発しなかった。

その間、多分30分以上。
ベッドの上を、スリスリしている音だけがする。

オシリが気持ち悪くて、上に逃げることはあるけど、
それではなかった。
明らかに、足元に向かって、スリスリ移動している音。


かめこは、

つるちゃん、起きるの?
て、何度も声をかけたけど、
つるちゃんは、
ウンともスンともムニョムニョも言わない。 

つるちゃんのベッドには、
“つかまって起きる為の手すり” 兼 “柵”があって、
ベッドの頭から1メートル10センチも足元方向に行かないと、
座れる場所が無い。

そこまで、ひたすら黙々と、スリスリしてたんだ。


きっと、自分で座れるって自信があったから、
かめこに助けを求めなかったんだろうね。




それから、日曜日も月曜日も火曜日も、
トイレで用を2回足せた。

それも、完璧ではないけど、
便器に座るまで、我慢できた、と言う風だったんだ。



どう?

つるちゃん、冴えてるでしょ?



mayumi:


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【2008/06/11 10:53】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(12) |
書けないと思った言葉
1週間以上前の話なんだけど・・・。


朝、シャワーでつるちゃんのお尻を洗って、拭いている時、
つるちゃんがつぶやいた。


しのう って・・・・。


すごく驚いた。



つるちゃんは、認知症になって、まだ診断がつかない頃、
よく 「死にたい」って言ってた。
「自殺する場所を探す」 と言って、毎日出かけて、
結局、とても浅い場所だったけど、
川に入って、スカートや靴下を濡らして、保護されたこともある。
そしたら、翌日から、「死にたい」とは言わなくなったけど。


トイレで用が足せなくなってからは、
そのことが、とても辛いと思っているようだった。

それは、かめこにお尻を洗ってもらった後に、
一番感じるようだ。
言葉はその時によって異なるけど、
そういう意味のことを、つぶやいたことは、1度や2度ではない。




でも・・・・。

「しのう」


だよ?


「しにたい」 より、ずっと現実的な言葉じゃない?



つるちゃんは今、
てっきり おおむね 幸せな気持ちでいるのかと思ってた。
悩みが深いことは、感じていたけどね。 






かめこは、そのとき、
自分は死にたくないこと。
つるちゃんにも生きていてほしいこと。
とても大切な人だということ。
好き。


そんな言葉を真面目に話した。



かめこは、今、とても元気です。
だから、つるちゃんになんて言われても、
跳ね返せる。




だけど、
もし、
介護にとても疲れている人が、言われたら、

ふらぁ~っと なっちゃうかもしれないなぁ
と思った。


そのくらい
切実な言葉だった。




そして、かめこは、


これは、
オットさま以外の人には、話しちゃいけないことだ、
つるちゃんの心にしまってある秘密なんだ、


そう、 思ったんだよ。 



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【2008/06/01 14:59】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(28) |
「なにいっちゃってるんだか」
タイトルの話とは、関係ないんだけど。

きょう、つるちゃんがデイサービスに持っていく荷物の中に、
食後に飲む薬を入れ忘れたので、
かめこは、そよ風さん(仮)に足を運んだ。
川沿いを行くから、まあ、いいお散歩ね。


つるちゃんは、食事中だった。
ものすごくいい顔で、隣で一緒に食べているスタッフを見て笑っていた。
こんないい笑顔は、このところお目にかかっていない。

後から聞いたところでは、
きょうは、お友達と手をつないでお話していたって。
そんな感じだった。



つるちゃんは、かめこの顔を見て、
ええと、どうしてこの人がここにいるんだろう・・・?
という顔をした。
それで、かめこの顔を見たとたんに、笑顔が止まっちゃって、
なんだか、かめこはお邪魔虫・・・・。



それでも、
つるちゃんが、デイでの時間を満喫していて、かめこはすごくうれしい。
夜寝る時に、
つるちゃんに、
良かったね。と何度も言ったよ。
それから、

お昼に、そよ風で会ったんだよ。
と、教えておいた。

                                     
【続きの表示】
【2008/05/21 23:59】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(18) |
いいゆめみたぁ
うちに来てくれてるヘルパーさんは、決まった人が5人。
多分、向こうが、合わせてくれているからなんだろうけど、
かめこは、相性の良し悪しは、ほとんど感じていない。
でも、つるちゃんは、といえば、実は、特別大好きな人、というのがいるんだよ。



つるちゃんは、今週、その人と、3週間ぶりに会った。
1週目は、つるちゃんがショートステイに行っていて、ヘルパーさんがお休み。
先週は、そのヘルパーさんが怪我をされて、急遽お休みだった。


今週、会った時、つるちゃんが、どんな顔をするのか、
かめこは、楽しみにしていた。


つるさん、こんちわ。お久しぶりです。

そのヘルパーさん・・・シロツメクサさんが、挨拶したら、

つるちゃんは、一瞬間をおいた後、
怒る怒る怒る。
シロツメクサさんを、こぶしでバンバンたたいていた。


どうして来てくれなかったのよぉ。
ずっとずっと待ってたんだからねぇ。

まさに、そんな感じ。


その後、少し残っていたお昼を食べて、
歯磨きをしたりして、

(でも、どうしてもイヤだって、ほとんどやらせなかった)
お昼寝になった。


この頃、睡眠時間は、決して少なくないと思うけど、
つるちゃんは、コテっと眠ったって。
お昼寝は、15分までと決めているので、
つるちゃんは、起こされたわけなんだけど、
目をパッチリ開けて、


いいゆめみたぁ。
いたの。


って、それはそれは、いい顔をしたんだって。

夢の中でも、側にいたのは、シロツメクサさんね。

そう、かめこが言ったら、

そうでしょうか。 

って、シロツメクサさんは、謙虚に言ってたけどね。



シロツメクサさんは、つるちゃんの人格というものを、徹底的に、尊重してくれる。
加えて、と言うより、だからこそなのだと思うけど、
【つるちゃんの言葉を、聴き取る能力】が、かめこより高い。
つるちゃんの方も、

この人に話せば、わかってもらえる、と思うみたい。
かめこに話すより、ずっと言葉が出るようだ。

かめこは、このことで、悩んだりもしてきた。
でも、彼女がいてくれるおかげで、
家族としての慣れに甘えず、
つるちゃんをお世話する上で、大事なことを忘れずに意識していかれる、

今は、そう、思えている・・・つもりだ。




追加説明:
昼寝の見守りは、介護保険で認められていないので、
自費でお願いしています。



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【2008/04/30 13:01】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(6) |
おはよう
いい朝だ!
かめこは、鼻づまりもなく、気分爽快で目覚めた。

つるちゃんも、朝から、ご機嫌麗しい。
起床時間の定刻7時に、すっくとベッドから起きて、
柵になっている、立ち上がり介助バーのレバーを引き上げて、外に開き、
その部分に、足を出して、ベッドの淵に座った。

(そのレバーを動かすと開くことが、わかっているかどうかは不明。偶然かも)


そして、
かめこが、
おはよう! と言ったら、 おはよう と応えた。


この“おはよう” という言葉は、とてもとても久しぶり。
言葉が出ていた頃でも、
“ありがとう”とか、“ごめんなさい”は、すんなり出ていたけど、
“おはよう”、“おやすみなさい”、“”いただきます”、“ごちそうさま”、は、
出てこなかった。
だから、
意味がはっきりしない言葉は、
早く頭から抜けてしまうのかなぁ、と思っていたんだ。



それから先も、つるちゃんは、絶好調。
かめこの言葉に、いちいち反応するんだ。
わからなければ、聞き返し、
わかれば、
ああ、そうねえ。と、相槌を打つ。
それも、微笑を浮かべて、目がキラキラしていて、
おしゃべりできてうれしい、という風。



この冬から、先週辺りまで、
言葉が、随分少なくなってきたなぁ、しかたないんだろうなぁ、
と思っていたから、
かめこは、うれしくてたまらない。




月曜日は、午前中も、ヘルパーさんが来る。

コスモスさんも、同じように、とても喜んでくれたよ。
報告してくれた、会話内容は、以下の通り。

(コスモスさんは、一番日が浅いから、他の人よりは、会話も成り立ちにくい)


お散歩(歩行練習)に、連れ出してくれた時、
お庭を見ながら、


つつじも咲いてきましたねぇ。
植木がたくさん植えてありますけど、これは、つるさんが、植えられたのですか?


いえいえ。

それじゃぁ、ご主人ですか?

う~ん、ちがうわよぉ

それじゃぁ、植木屋さん?

ああ、そう・・・・ (そうかもしれないと、考え込む様子)



きのうの晩は、オットさまとかめこの会話に、口を挟んだりもしたんだよ



藤の花の季節になり、
うちの庭でも、つつじも菖蒲(だと思う)も咲きだした。
さあ、春も本番だ。

きのうまでは、鼻が詰まって、苦しそうだった、つるちゃんも、
ようやく、良くなったみたい。
「言葉が出るようになった」「ご機嫌さん」
という、おまけつきでね。
 
mayumi*作




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【2008/04/28 12:29】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(10) |
誉めてごめんね
かめこは、つるちゃんに、よくお礼を言う
それから、しょっちゅう誉める
頼んだわけでもないけど、
人によって回数は違うものの、ヘルパーさん達も。



きょうは、誉めて失敗だった話に、お付き合い下さい。

                                                  
                                       29日(土)昼過ぎ
29日満開



つるちゃんのペースに合わせてるつもりでいても、
生活に必要な動作の、「食べる」 以外のほとんどすべてが、
結局のところ、
その時やりたいのは、介護者で、
つるちゃんは、やらされる立場。
こちらの意図どおりに動いてもらう場面がとても多いから、
意図どおりに動いてくれたら、お礼を言うのだ。




例えば、
服に袖を通すとき、
以前は、いつも力が入りすぎちゃって、
袖口や、かめこの手をつかんでしまい、
肘を曲げたり後ろに引いたりが出来なかった。
服を着るんだ、脱ぐんだ、ということはわかっているのに、
身体がいうことをきかない様子。
出来ないだけでなく、
突然激しく、こちらの意図と反対の動きをしたりして、
危険を伴う場面も少なくない。
かめこやヘルパーさんは、緊張して大奮闘で、
肘から下の皮膚が特に弱いつるちゃんの、
袖をやっと通していた。



今でも、脱ぎ着は難しいんだけど、
以前よりは、力が入らないようになった。
時々は、こちらの動きに合わせて、
タイミング良く腕を動かしてくれることもある。



そんな時、
たいてい、

協力してくださって、ありがとうございます。
などと言う。


今朝も、
ちょこっと肘を曲げてくれたから、

ありがと。
って、軽く言った。


もちろん本気。
だって、すごく助かるんだもん。




それで、たまには、
着せようとして、袖を持っていくと、
自分で上手に袖を通す、ということもある。
脱ぐときも同じ。



そんな時には、

まぁ!自分で着られたのね。すごいわぁ。
って、誉める。

これも、
“言うように心がけてる”
のではなくて、
本気で思うから、自然に言葉が出るんだ。


ありがとうか、誉めるか、
それは、その時次第。



つるちゃんは、
お礼を言われると、

そうでしょ って風で、

誉められると、

まんざらでもない って顔をしてくれる。


きっと、
自分ひとりでは脱ぎ着出来ないし、
着せる側も一苦労だということが、
わかってるからだと思う。
上手く脱ぎ着できると、自分でも嬉しいんだ。
                

       


       土曜日のお昼は、オットさまと桜の下で。
オットさまと花見


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【2008/03/29 14:38】 | つるちゃん名語録② | トラックバック(0) | コメント(16) |
プロフィール

かめこ

Author:かめこ
つるちゃんは、症状が出てから12年。
現在81歳。要介護5です。
家族は、つるちゃん・かめこ・かめこの夫
孫ミニーとデイジーは共に結婚して別居。
かめこは、乳がん手術を体験しています。
体力は無いけど、命の重さと自由の尊さを
知ってる人だと思います。

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