つるちゃんとかめこ
重い認知症になったつるちゃんは、娘のかめこを「お母さん」と呼びます。 かめこの愛と工夫に満ちたケアが、きょうも、つるちゃんの心に届きます。
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家もショートもシャワー浴に
自宅での つるちゃんの入浴について、
ヘルパー会社に「浴室での入浴は もうできません」と言われたかめこが、
2月15日(月)、ケアマネに提案させてもらったことは、 

●3月いっぱい、オットさまとふたりでお風呂に入れて、
 安全に入れる 動きや介助方法を摸索したい。
●それで見つかったら、可能な限り、ヘルパさん達と入れたい。
       というもの。



「実は、もう きのうの日曜日に、ふたりで入れてみたんです。
 夫には、“移乗”
(ヘルパーなら誰でもできる仕事)だけをしてもらいました。
 今試している
“(浴槽のフチに設置して、座って浴槽をまたぐ)回転台”を使いこなすのには
 時間がかかりそうですが、慣れれば利用できると思います」
 

「でも、日曜日に入れるのは、余力がないので、
 これまでヘルパーさんと入れていた曜日の時間帯に入れて、
 準備と母の着替えと片づけを ヘルパーさんにお願いしたいです。
 私達がお風呂に入れている時間を含め、
 “更衣”以外の時間が(介護保険で認められなくて)
 自費になるだろうとは思いますが」



ケアマネが かめこの提案を了承して、

翌16日から、つるちゃんはショートステイに出かけた。




そして19日(金)、
背骨に “表皮はく離” を抱えて帰宅してきた。



もともと、
●つるちゃんの背骨が出ていること、
●(背骨に限らず)皮膚がとても弱いこと。
は、承知していたことだ。


ハダカで入るお風呂は、特に危険だから、
これまでも、
とても気を使ってきた。



「背中に傷を負っている
この状況で、
もしも安全に入れられたとしたら、

傷が治ったあかつきには、
きっと余裕を持って入れることできるね!

今入れられたら、
オットさまとの このミッションは、大進歩だね!」



こうして
2月14日(日)に続き、
翌週の21日(日)。
かめこは、
オットさまとふたりで、つるちゃんをお風呂に入れてみた。 

最後まで、入れとおした。





けど、


これは、とても無理なことだと、
はっきり分かった。

やってはいけないことだと、よく判った。


特に難しいのは、その回転台の使い方だけど、
それ以外の全ての介助も、
背中をかばいながら、
どこの皮膚をすっても 絶対にいけないと、
極度の緊張感しまくりで、ハラハラし通し、

日常の暮らしとしての“入浴”とは ほど遠いものだと感じた。




それで、
翌22日(月)、ケアマネに電話して、
家の浴室での入浴を諦めることを伝えた。






さて、

今回のショートの報告書には、

「本日入浴されました。
 湯に浸かると、とても気持ち良さそうでした」


と書かれていた。

これからは、家ではシャワー浴になるけれど、
(フラットで入れるシャワー室があるので)
ショート先で お湯に浸かれるね。



ところが、
ショート先でも、


「リフトでつるして 浴槽に入れているのですが、
リフトというのは、とても圧がかかるんです。
(つるさんが予想以上に皮膚が弱いことで、)
もう、使えないと判断しました。

次のショートは、シャワー浴を考えています。

うちには、
寝たまま浴槽に入るものと、
リフトで入るものと、
階段を歩いて入るものしかないので、

どれも、つるさんには使っていただけないと困っています。
PTさんに相談にのってほしいと思っています」


と言う。

つるちゃんは、ショートステイ先でも、お風呂に入ることが難しそうだ。


「本当は、大きな浴槽に、
 職員ふたりがかりで抱き上げて入れて差し上げればいいんですが」



「そうですね。
人だと、動きも母に合わせられるし、力加減できますからね。
そんな風に言ってくださってありがたいです。

私達も そう思って、
お風呂のまたぎと、浴室から出る時には、
すらないように、
私が、母の足を片方ずつ 捧げ持っていたんです。
一度、お湯から出る時にフチですったらしく、
後から上げた方の足の小指の先から 出血したことがあって。

ヘルパーさん達が、とても力持ちで、
母を抱きとめて支えてくれたから、出来たことです」






楽しかったなぁ。

ヘルパーさん達と、つるちゃんをお風呂に入れていた頃。

つるちゃんとかめことヘルパーさん 3人の能力を生かして、
3人で力を合わせてやっていた、
つるちゃんのお風呂。
(初めは4人のヘルパーさんとの共同作業で、このところは2人と)


オットさまが 手伝ってくれた1回と頑張ってくれた1回。



なんだか、かめこには、
充足感もある。



やるだけのことはやってこられた。

つるちゃんを家のお風呂に入れることは、もう出来ないと、

今、心から納得している。



そして、
こんな風に介護できることを、
支えてくれる ヘルパーさん達や ケアチームのみんな、
オットさまとつるちゃん自身に、

感謝したい。


なんて幸せなんだろう。




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追伸:
●つるちゃんの背骨のケガは 大分落ち着いてきました。


●デイジーとピーチの住む、父島への津波の被害を、心配してくださったお友達、
ありがとうございました。
みんな元気でいます。
お昼時の避難だったので、お弁当屋さんは景気良かったようです。


●今晩午後7時の「ザ!鉄腕!DASH」は、小笠原ロケの放映です。
ソーラーカーの“ダンキチ”が父島に上陸したよ。


城島クンと山口クン




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【2010/02/28 18:12】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(3) |
家風呂入浴は止める時期に
10日ほどさかのぼります。

12日(金)にヘルパー会社の担当者さんが来て、

「先日2回ほど、入浴介助を見せていただきましたが、
 “つるさんの状態がどういうものなら その日は中止する”
  という線が、出せないのです。
  
 (判断基準が作れれば、その日だけ中止すれば 安全に介助できると言えるが、)  
 それで、大きな事故を起こす前に、止めさせていただきたいと思います」 
という話をされた。

他に 家のお風呂での介助を止める理由としては、 
 
  ・今の介助内容が、今の二人のヘルパーしか出来ないことが良くない。
    仕事内容は、本来ならば、
    ヘルパーの資格を持つ者なら誰でも出来るようなものでないといけない。
    休んだ時に替えが出せないようなものでは良くない。

 
なお、最も危ない箇所は、 
  “風呂の入り口の段差”と“湯船のまたぎ”とのこと。 
(つい最近までは、洗い場でUターンが 最も難しくて危なかったが、
 それは、“回転するシャワーチェアー”利用で解決している)

   

お風呂介助を止めることについて、ヘルパー会社として申し訳なく思うことは、
  ・代替え案が提示できないこと。
  ・今現在、安全に入るための“浴槽またぎグッズ”を試し中で、
            結果が出てない段階だということ。
  ・ヘルパーたちが、「もう出来ません」と言い出していない段階だということ。
  ・これまで、安全に入れるための努力や工夫を 家族に任せてきたこと。



その担当者さんの話は、
つるちゃんとかめこを理解し、誠実にサポートしようと考えられているものだった。
それにとても分かりやすくて、
ヘルパーさんの仕事というものや、家での介護介助についての考え方について、
目を開かされた気がして、とても勉強になった。
そして、安全な入浴介助を確立してない現状では、
ヘルパーさん達に入浴介助をやっていただくわけにはいかないと感じた。

それで、

「分かりました。
 浴室での入浴でなくて構いません。
 5年前に大たい骨を折った時に、
 いずれ浴室での入浴が出来なくなることを考えて、
 段差ナシで使える“シャワー室”を作ったのですから、
 そこでシャワー浴をしていただければいいです」
 と答えた。


だけど、その時、かめことしては、
つるちゃんに安全に家のお風呂に入ってもらうための努力を、
まだし尽くしてはいない気持ちだった。
自分で まだ、納得し切れてはいなかったのだ。



これは、お風呂に限った事ではない、
逆に言えば、
“お風呂に入ること”にこだわっているつもりも無い。

どんなことでも、
自分でやれるだけのことをやった上で、納得できればそれで良いのだ。

「家お風呂は止める時期が来た」と、
自分で納得してから、別の手段に移りたいんだ。次の手段を選び取りたいんだ。






・・・そんな思いで、かめこは、
家でのお風呂介助について、
15日月曜日、ケアマネのマウンテンさんに、ある提案をさせてもらった。



続く
【2010/02/22 23:14】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(4) |
認知症シンポジウムに参加して
鶴亀市には、「介護保険つるかめ市民の会」(仮)というのがある。
地域の高齢者福祉をよくしたいと考える市民が自発的に作った、
ボランティア団体のようだ。
先日、その公開シンポジウムに参加してきた。




シンポジウム
「認知症の人が在宅で生活できるための可能性と限界を探る」




趣旨 (レジュメ写し)

認知症の人が在宅で、
平穏にかつ健康を保ちながら、
出来るだけ長く暮らして行けるためにはどうすればよいか、そのあり方を探る。


1. 本人は、   どうあればよいか
2.家族介護者は、どうすればよいか
3.専門家は、本人と家族にどのような支援ができるのか
4.在宅生活ができなくなるのは、どのような場合か、
  そのときはどのようにすればよいか
5.認知症のための受診、介護サービスの必要性を納得させ、
  早期に対処できる方法
6.認知症への、地域社会の理解を深めるためにはどうすればよいか




パネラー  (説明はかめこ流)

1.医師        地域で先駆的高齢者医療活動をしている医師
2.ケアマネジャー  グループホーム長 。ケアマネの立場で発言
3.ホームヘルパー 某NPO法人代表 。ヘルパーの立場で発言
4.行政        鶴亀市職員。 高齢者福祉面で実力者だという印象
5.市民        市民の会会員。相談員としてベテランとの印象



進行の実際

2時間: 各パネラーの発言・医師への質疑応答・休憩
1時間: 各パネラーの補足発言と、参加者を交えての質疑・討論





まず、パネラーの顔を見て、びっくり!
行政代表パネラーである鶴亀市職員さんって、
かめこがこの間まで参加していた、講座にいた市の人!

(主催者側としてではなく、介護する家族の1人として参加。
 ただし、参加人数枠には含まれず、
 発言は初回と最終回の作業の発表のみと、私たちとは区別されていた)



内容についての感想は、
●各パネラーの発言内容が、充実していた。
●認知症の人が在宅する上で、どのようなことが困難で、
 各専門家や行政・市民団体が どのような支援をしているか、
 それぞれの立場でのご経験や見解がよくわかった。
●認知症本人と家族についての在宅での問題例を聴いて、
  そうなんだろうなぁと、想像することが出来た。
●ただ、趣旨の課題1~5までの課題が多岐にわたっているためか、
 このシンポジウムタイトルに直結する話は、あまり聴かれなかった
 と感じる。
●参加者の発言のうち、テーマの核心をついた切実なものについて、
 もっと丁寧に話し合えると、より良かった。



かめこの収穫として、
●まずは、主催者の「介護保険つるかめ市民の会」の存在と活動内容を
 知ることができたことを挙げる。
●又、つるちゃんとかめこが暮らす、この鶴亀市の高齢者福祉について、
 初めて知ったことがたくさんあった。
●それらの情報は、市職員の話の中だけではなく、
 他の専門家や市民の話の中に出たものも多い。
 その口ぶりに、この地域に住む者としての地域への愛着や、
 地域をよくしていこうという意欲や希望が感じられて、嬉しかった。
●参加人数の多いことにも、
 (数えられませんでした)、 
 介護専門家や市民の意識関心の高さを感じた。
●手話コーナーが設けられ、聴覚にしょうがいを持たれている方達の
  参加もわかった。
  

それから、
●ブログを含め、これまでかめこが得てきた知識と、
 数年前まで介護専門職から「在宅困難事例」だと説明されていたほどの
 つるちゃんの介護体験と、
 先日参加した講座で聞いた知識とが、
 今回のシンポジウムに参加したことで、
 かめこの頭の中で、うまく繋がった気がする。

おかげで、
●これまで疑問に感じてきて、訴えたかったこと 

 (実際に、講座で話させてもらった)
 についても、
 以前より広い視野で考えることができるようになったと思う。


そして、
●行政からの報告の中に、
 先の講座で(ショートステイに関して)かめこが話したことの
 一つの答えと受け取れるものがあって、
 嬉しかった。

 (かめこの訴えに応えたのではなく、もともと検討されていたもの)



これまで かめこは、
●一時は、

 「これ以上暴力行為が続けば、ヘルパーの派遣を打ち切ることになる」
 とケアマネに言われながらも、つるちゃんの在宅を実現してきた。
●その一方では、「預ける」という経験もしている。



つまり、
このシンポジウムのタイトル通り、
●つるちゃんが在宅で生活できるための限界を見極めること、
●その可能性を探り続けること
の両方を経験している。



そのかめこの視点で、
今回のシンポジウムで学んだことを報告し、
併せて、
地域における、認知症の人と家族の暮らしについての課題を、
かめこなりに考えていきたい。



(先の講座での話とも関連させて、不定期で書きたいと思います)


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認知症の症状の出た67歳終わり頃からの10年余のお話です。
母つるちゃんと家族との、互いの愛情を感じていただけると思います。
ご注文よろしくお願いします。


テンプレートタイトル絵は、mayumi*さんが描いてくださいました。
動画部分は、ニャホニャホさんが加工してくだいました。


皆さんに、お願いがあります。
コメントをくださる時、頭に、絵文字のキャラクターを、入れてほしいんだ。
自分の、イメージ・キャラクターだよ。
気に入ったのを探して、自分の印にして、コメントの頭に、いつもつけてね。
もう、決まっているのは、  

家族:
mayumi*作可愛つる(つるちゃん) かめこ オットさま 長女ミニー
次女ディジー  亡くなったかめこ父 かめこ弟
スタッフ:ケアマネ:マウンテンさん  精神科医:Dr.お茶の水博士
     内科かかりつけ医:キューピー先生
訪問看護師:エンジェルさん達  訪問歯科の先生  
ホームヘルパー:かすみ草 しろつめ草 マーガレット ひまわり コスモス 
ネットで知り合った、お友達:      

【2009/07/10 12:14】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(6) |
⑧関係を色紙で表現する
鶴亀市「認知症の方を介護する家族のための講座」
最終日である 第7回のテーマは、
「明日からの介護に向けて」



この日行ったエクササイズは、 「私と要介護者」


色の種類がとてもたくさんの小さな色紙が配られ、
「自分」と「自分が介護している人」と「他に重要な人が居ればその人も」
を、イメージする色紙を選び、
イメージする形に(ちぎったり切ったりして)加工して、
関係を考えながら、
用意された用紙の中に描かれている、円の中に貼る作業。

                       (円の直径は17.5センチ) 

目的:
自分と要介護者との関係について これまでを見直し、
あらたな要介護者との関係のあり方について気持ちを整理すること。




とても楽しくて面白い作業だった。


参加者から質問が飛ぶ。
「ペットもいいですか?」

な~るほど。 かめこ感心しちゃった。
現在、うちにはペットは居ないけど、
そうだよねぇ。ペットだって大事な家族の一員だよね。



出来あがった紙を見せながら、
全員が順番に、
 「現在の自分と要介護者の関係」を説明する。
その話は、現在の様子や講座に出てからの自分の変化にも及ぶ。



すごいすごい!
力作揃い!

「センスないんです。」と言って、見せてくれなかった人がいるけど、
気持ちわかるよ。
だって、皆さん一人一人の描いたものは、「作品」になってるもの。



記事にはあえてしてこなかったけど、
これまで私達は、
ひとりひとりが本音を発露し、語りあい、励ましあってきた。
それぞれの描いたものは、
これまでのお話を思わせる、とてもその人らしい表現になっていて、
かめこは感激した。



● 自分の色を、「初めに選んだ介護の色」より明るい色に選んだ画。    
    この講座に出て、参加者のひとりが、
    「相手は変わらないから、
    自分を変えたら相手が変わって、いい関係になった」
 と話すのを聴いて、
    相手を怒る自分を、その瞬間に抑えることが出来るようになり、
    そうしたら相手も変わって、家族が笑いあえるようになった。
    だから、以前より明るい。
    
    (この話は、「思い」をたくさん書き出して、それを図解したエクササイズ
     「介護する私の心」の説明の中に出てきた。
     今がどんな関係か図解されているので、
    「関係が変化した」イメージがつかみやすかった)


● まだカクカクしてるので、それぞれの形は四角いまま だと説明された画。
● ご主人(要介護者ではない)と自分を、ペットが取り持ってくれている画。
● 亡くなったペットを登場させている画。
● 孫や兄弟などを含め、たくさんの家族親族が要介護者を囲んでいる画。
● 植物のイメージの画。
     
     要介護者が花で、ケアマネなどサービス担当者が養分で、
     自分は花に養分を伝える役目。

● 自分とデイサービス等いろいろなサービスが、要介護者を囲んでいる画。 
● 正直困った症状(周辺症状))のある要介護者を、
     尖った変形の星形で表している画。
● 登場人物を、星だのハートだのいろいろな形で表現してる画。
● 要介護者及び認知症を、理解しているかしていないかで色分けしている画。




今、思い返して涙が出ちゃった。

 それぞれの苦労と喜びと感謝のこもった画。
 そして、説明と近況報告、将来への希望と不安。




この講座が、
参加者が自由に発言できる場になるように、
皆が聴きあえるように。
そこに、講師の重点が置かれていた。
だからこそ出た、それぞれの気持ち。
良い講師のおかげで話ができた。幸せだった。

そして、なんてステキな個性的な仲間達!



補足:この講座は終了しましたが、
    実は、これで終わりではなくて、
    秋には、昨年の参加者との合同同窓会が企画されている。
    その後についても、講師は考えているようだ。




それでは、発表します。
 
かめこ作   『私と要介護者』 
【続きの表示】
【2009/07/01 13:50】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(12) |
⑦サービスの種類
鶴亀市「認知症の方を介護する家族のための介護講座」
第6回は、「サービスをうまく使おう」。 


まず、鶴亀市高齢者支援室スタッフより、
資料に基づいて、私たちが利用できるサービスについての説明があった。

資料は、

「介護保険の概要」            市高齢者支援室介護保険担当製作 
「鶴亀市くらしの案内~おとしより編~」市高齢者支援室高齢福祉担当製作  
「認知症ケアに関する鶴亀市の情報」 高齢者支援室製作
  (各種相談窓口・東京都老人性認知症専門病棟9病院を含む)
「認知症の方を介護する家族のための相談事業のご案内」
  (臨床心理士による個別相談と精神科医師による個別相談)


介護保険制度の概要
内容: 

制度のしくみ/.財源・保険料の決め方/納め方.サービス利用までの手続き/
利用できるサービス/所得の低い方への負担軽減・減額制度/苦情申立て/
高齢者の総合相談窓口。


今回の記事では、確認の意味で、
要介護1~5の人が介護保険で利用できるサービスの種類
を並べてみる。
赤字は、つるちゃんが利用経験のあるもの。
ピンクは、つる利用実績。
ベージュは、鶴亀市では行われていないサービス。



 1.介護保険制度で利用できるサービス(要介護1~5) 

在宅サービス

通所して利用するサービス   
   ●通所介護(デイサービス) 介護施設を日帰りで利用
   ●通所リハビリテーション(デイケア)
                 老人保健施設や医療機関等を日帰りで利用
訪問を受けて利用するサービス
   ●訪問介護(ホームヘルプ) 
       ホームヘルパーが家庭を訪問し、身体介護や生活援助を行う。
        同居家族が居る場合は原則「生活援助」は利用できない。
       現在:週3日 食事・排泄・入浴介助などの身体介護。
       つるの場合は、他に全額自費で通院介助・散歩などで利用。

        ただし、今月は限度額を超えてしまい、
           本来なら介護保険で利用できる内容でも全額自費分あり。        
    ●訪問入浴 看護師と介護士が浴槽を用意して家庭を訪問。 
   ●訪問リハビリテーション
   理学療法士や作業療法士言語療法士が訪問し、リハビリテーションを行う。 
        現在:週1回理学療法士が訪問。
   ●訪問看護 看護師が家庭を訪問。現在:週1回
   ●居宅療養管理指導 現在:訪問歯科毎月1回・過去:内科往診1回
        支給限度額とは別枠。1ヶ月2回まで利用料金は1割負担で500円。
        医療費は別途。
在宅での暮らしを支えるサービス   
   ●福祉用具貸与 ベッド・マットレス・付属品・車椅子・歩行器・玄関用昇降イス   
   ●特定福祉用具販売 2004年度のみ利用:風呂用イス・浴槽内用台・特注すのこ等   
   (福祉用具購入費の支給) 1年間で10万円まで9割支給される
   ●住宅改修費支給  住宅改修費限度額20万円の9割支給
         風呂場トイレ手すり設置・段差解消リフォームの一部
短期入所するサービス(ショートステイ)   
   ●短期入所生活介護 介護施設を泊まりで利用。現在:毎月2泊3日   
   ●短期入所療養介護  老人保健施設等を泊まりで利用
   ●特定短所療養介護 難病やガン末期の人が、医療機関等を日帰りで利用。
                  鶴亀市と近隣にはない。
在宅に近い暮らしをするサービス
   ●特定施設入居者生活介護(有料老人ホームなどに入居している人対象
          2002年1月~2004年12月まで利用

地域密着型サービス
住み慣れた地域での生活を支援するサービス   
  ●小規模多機能型居宅介護(特に認知症対応を意識) 市内2ヶ所   
  ●認知症対応型共同生活介護(グループホーム)市内6ヶ所   
  ●夜間対応型訪問介護 市内なし        
     現在鶴亀市では、介護保険を離れる別の形で夜間対応を検討中。 
 
  ●地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護(30人未満) 市内なし   
  ●認知症対応型通所介護(認知症デイサービス)市内5ヶ所
            現在:週3日利用。   
  ●地域密着型特定施設入所者生活介護(30人未満) 市内なし

施設サービス
施設に入所する    
   ●介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
 原則終身利用
   ●介護老人保健施設(老人保健施設) 
     原則3ヶ月間利用だが。現実には、特養の待機施設のとしての利用が多い。   
   ●介護療養型医療施設(療養病床等) 原則終身利用。国削減の方針。



【続きの表示】
【2009/06/19 23:47】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(6) |
⑥認知症をとらえなおす
鶴亀市主催「認知症の方を介護する家族のための介護者講座」
第5回目は 「認知症をとらえなおす」

「認知症の心理的理解を深めるために」 というタイトルで、
客員講師 N大学心理学科 
内TOU佳TU雄先生による講義があった。



内容は、
「認知症の人は何を考えているのか」から始まり、
「認知症とは?」・「認知症の進行過程」
「認知症による症状と特徴」
     (認知症の人の心の中で何が起きているのか)
「中核症状の心理的影響」・「記憶障害が生活に及ぼす影響」
「周辺症状を起こす心理」・「周辺症状が起きやすい時」
「認知症の人と周囲との関係性」
「コミュニケーションを重視したケア」
「認知症の人から見た、
自分・自分らしさ・認知症と言う病気・家族・専門家・住まい・もの」



医学的説明と、出てくる“用語”や“タイトル”は同じでも、
●認知症の“人”の気持ちを推察する場面
●行動の背景を摸索する場面 
   
   (もちろん、単に想像するわけではなく、データーを取った上での推察であり模索)    
が、より多く深いように、かめこには感じられた。 (心理学だものね)
それらを基に、【ケアの方向性】が説明される。
  
  (コミュニケーションの項目以前でも、ケアに結びつけて説明された)
 


「つるちゃんの“気持ち”と“行動の背景”を考えること」って、
常にかめこが つるちゃんについてやっていることだし、
それらを基に、どうすれば良いか、かめこは自然に思いつく。

   (方向性が自然に定まるわけは、
    ケアの大元に、“かめこの信念”があるから)
    かめこの信念って、
    “認知症があってもなくても同じ人”だとか、かな?
     

だから、講師の説明は、かめこにとって、
もはや「知識」ではなくて、ほとんどが「経験に基づく“実感”」。
それが、
最も的確な言葉で整理されて、スッスと頭に入ってくる感じ。
講師の説明と つるちゃんの特徴が異なる部分についても また、
“何がどう異なるか”が、はっきり整理されてくる。



“わかる”って、面白いねぇ。
講義の間中、ワクワクしっぱなしで、ずっと大きく頷いてた。




1時間15分近くの講義が終わり、
参加者に、質問や意見が求められた。

誰も手を挙げない。
そうしたら、司会の講師が、かめこを指名。      

(あれだけ派手に頷いてたら、訊くだろうね)


 「面白かったです!」   
(後で考えたら、「その言い方はないんじゃない?」って、チョッピリ落ち込む)

 「どこが面白かったですか?」 



【続きの表示】
【2009/06/08 07:42】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(4) |
⑤ストレスと生涯発達
鶴亀市主催「認知症の方を介護する家族のための介護講座」
第4回は、
「介護者自身のこころに気づこう②」



これまでの介護家族への支援は、「ストレスを減らす」ようにするものだった
と、講師は言う。

だが、誰もが当事者になりうる今、

(5家族に1家族は、認知症高齢者の介護家族であるという統計もある)
(65歳以上の認知症有病率8パーセントとして計算)(この講座には若年性のご家族も参加)

従来の支援だけでは足りないのではないか、
介護の経験をムダにしないようにするにはどうしたらいいか、
という考え方が出てきて、
介護経験を その人自身の「人格の成長に役立てる」ための支援
が、はじまった。


それが、
「生涯発達」への支援。



この「生涯発達」のプロセスとやら、
どうやら、「ストレス」と並び、介護家族が誰しも体験するものだという。
(自覚するのは一方だけの場合もある)




さあ、認知症介護者のみなさん、

あなたが介護するご家族の、
認知症発症前を、思い浮かべてみてください。



例えば、
・仲良かったっけ。
・いつも怒鳴られていたわ。

などといった、【関係の良し悪し】を、思い浮かべましたか?



それとも、
・お祝いはいつも“ちらし寿司”だったなぁ、(食卓の風景)
・たまには、一緒にデパートに行ったなぁ、(日常のヒトコマ)

などといった、【イメージを回想】しましたか?




【続きの表示】
【2009/05/31 15:23】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(15) |
④自分の心と向き合う
鶴亀市(仮)「認知症お家族を介護する方の講座」
第3回は、「介護者自身のこころに気づこう①」。


講師による、前回についてのまとめに続き、
まずは、


「介護する私の心」 と題する、エクササイズを行った。

これは、
資料に作られている、21に仕切られた枠(5.5cm×3)の中に、
自分が介護について感じていることを、書き込んでいくもの。
続いて、
大きな楕円形(40弱×25弱)の中に小さな楕円形が書かれている用紙が配られ、
そこに、先に書いた言葉を全部、自由に書き入れていく。(矢印なども可)
(楕円形の向きは自由)



四角の中に言葉を埋めるために、私達は、
自分がどんなことを感じているか、心の中に問いかけてみる。
そして、
楕円形に書き入れるために、
思いついた言葉たちが、
それぞれ、自分の中でどういう位置を示すのか、
自分にとって肝心なことは何か、などを考え、
それぞれの言葉たちの持つ関係性を探る、
という作業を行うことになる。



次に、
出来上がった「介護する私の心」を見て、感じたことを自由に書く。



かめこが、ここに書き込んだことは、

●日頃思っていること感じていることは、もっとたくさんある気がするが、
 意外と思いつかなかった。   

   (最初に講師が設定した時間がどのくらいか、
   かめこは分かってないんだけど、
   その時間内には、21もなんて埋められなかったんだ)

●日頃意識しない気持ちに気づかされた。     

   ( 楕円形に書き入れる作業に移ってからは、
   他に四角に入れたい言葉が見つかってきて、
   時間切れになってから、結局は埋まった。
   
   その“あとから思いついた項目”が、
   自分では気づかなかった、「思い」だったんだ。
   (「思い」に蓋をして、見ないようにしていたものを含む))




作業が終わり、
参加者のうち少しの方が、自分の書いたものを発表した。
(講師が「どなたか」と募った時点では、誰も手を挙げなかったので、指名)
書いたものとは離れて、前の方が話された中との関連で、
ご自分の気もちを話された方もいる。


自分を変えたら上手くいくようになった、と話された方もいる。
とても苦しい胸のうちを明かされた方もいる。
どの方のお話もとても率直で、かめこも心を打たれた。
参加者からの反響も大きく、活発な意見交換がなされた。 




共通して言えることは、
「認知症の方を介護する」といっても、
認知症の症状への対応うんぬんより、
まずは、「家族との関係」が、大きな悩みや課題になるのだ、ということ。


講師の説明によれば、
 (以下、一部アレンジしています) 

介護者の立場が、
●配偶者を介護する“妻・夫”は、
       これまでの夫婦としての人生の振り返りが、
●舅姑を介護する“嫁”は、
       (介護する相手より)むしろ夫との夫婦関係の見直しが、
“娘・息子”は、
母親・父親の老いを受け入れ、自分と親との立場の逆転への気づきが、
                                行われるということだ。
     (以前の親と比べてしまい、なかなか受け入れられない場合が多い) 

            
           
この講座に参加した者たちは、
その場にいる人たちの
「私の場合は・・・・」という生の声を聞いて、
(ああ、うちの場合はどうかしら?) って、
全員が、自分と家族との関係を振り返ってみたと思う。

そして、現状について、気づくことがあったんじゃないかなぁ。



これを読まれているあなたも、
ご自分と家族との関係について、改めて考えてみてほしい。




さて、かめこにとっても、この回は、
自分の気持ちを見つめられる、良い機会になった。
自分が気にかけていたことが、
先ほどのエクササイズで、はっきり見えたんだ。

そして、
この講座で、
参加者達が、本音を見せてくださるのを聞いて、
私も、ブログで本音を話したいと思うようになった。



それは、 



私は、先ごろ
長年介護されていた元タレントさんがお亡くなりになったことを、
「他人事ではない」と思えないでいます。
介護者のブログ記事やコメントでは、
「ひとごとではない」という声しか聞かれない中、
その、それぞれの人の気持ちに同調できなかったです。
だけど、
それは、他の介護者には受け入れられないことだと思うから、
外には出さないように、自分でも見ないように、
心に蓋をしていました。




こんな介護者もいるんです。

でも、
私は、私でいいんだよね?





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認知症の症状の出た67歳終わり頃からの10年余のお話です。
母つるちゃんと家族との、互いの愛情を感じていただけると思います。
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テンプレートタイトル絵は、mayumi*さんが描いてくださいました。
動画部分は、ニャホニャホさんが加工してくだいました。



【2009/05/24 18:42】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(24) |
②自分で考える場
鶴亀市「認知症の方を介護する家族のための介護講座」のご報告第2段です。
なお、かめこ流に脚色にしてお届けしますので、ご了承くださいね。



さて、この講座は、
従来の「家族の会」や 「認知症に関する講習会」などとは、
一線を画すものだという。




どう違うのか


各自の席の前には資料が置かれていて、
自己紹介より前に、
介護講座の開始にあたっての説明がされた。



【第1回  この講座で考えてほしいこと
1 介護講座の開始にあたって
 ★ 講座の目的
 ★ なぜこの教室が必要か
 ★ まもっていただきたいこと


また、その日の講義「認知症とは」に関する資料の冒頭にも、
「認知症について知る意義」
という項目が掲げられている。


それらの講師の説明から、
“これまで参加した「家族会」や「認知症に関する講演会」とは異なる”
と、かめこが感じた部分は、

この講座が、参加者一人一人が“自分で考える場”であること。



もちろん、どういった会に出席しても、
自分で考えるきっかけになるだろう。
だけど、ここでは、
「考える」ことが、ダイレクトに求められているようだ。




何を考えるの


その答えは、講師曰く、

認知症の介護には「正解」がなく、マニュアルはないから、
一人一人が、自分だけのマニュアルを作っていくことになる。

この講座で、
それぞれの介護体験を考え、整理する作業を行なうことによって、

自分らしい介護の仕方を見つけてゆく
                きっかけとなって欲しいと思う」

「この教室の参加者と共に、支えあいながら」




そしてどうやら、
キーワードがあるみたい。

(これは、 初回参加した中で、かめこが、「これだ!」って肌で感じたもの)

それは、

参加者同士が、
互いの“違い”を尊重しあうこと


・共通点を見つけて、自分だけじゃないと、安心する。
・知識を得て、やり方が解る。

そういった、従来提供されていた「介護者へのアプローチ」だけでなく、



そこから一歩先に進んで、


家族介護者自身それぞれが、
自分で考えて、
他者との“違い”を感じ取る中から、
自分らしい介護の仕方を見つけていく。



かめこ、こういうの、大好き!



まだまだ、そんなのとんでもない、って思う人もいると思うけど、

そこに至る、仲間達との作業を、
一歩先に、
かめこが体験してくるね!





5月8日。
全員が自己紹介を終えた時、
講師が言った。


いつもですと、最初の回は皆さん遠慮があるようで、
3回目くらいから ようやく本音が出るんです。
でも、このグループは、
初めからそれぞれが お気持ちを聞かせてくださっているので、
とてもいいグループになると、7回がとても楽しみです。 期待しています!



私たち、期待されてるんだって! 頑張ろうね。


この記事の続きは、 「③認知症の心を体感する」 です。
カテゴリが別になります。
【2009/05/12 17:12】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(3) |
①あなたの介護は何色?
かめこは今、7回に渡る「介護者講座」に参加している。

その初日、

「あなたの介護は何色ですか?」 
というような質問をされ、
折り紙の中から、色を選んで紙に貼る作業をした。
そして、自己紹介のときに、
選んだ色を見せ、理由を説明したのだ。



その講座とは、
かめこが住む、鶴亀市(仮)主催による、

「認知症の方を介護する家族のための介護者講座」。
認知症について学び、同じ介護者の中で意見交換できる場だという。

定員は12名。
対象は、
 現在、認知症を介護している家族(鶴亀市民)で、
 全7日毎週金曜日午後2時間の参加可能で、
 介護を通して自分の気持ちや生き方について振り返りたい人。
講師は、
 第5回を除き、臨床心理士さん。



なるほど、なるほど。
自分の介護を自己分析するために、折り紙の色選びね。
臨床心理士さんらしい、面白い導入だわ。


(といっても、「臨床心理士」って、かめこはお会いしたことないので興味津々)


プログラムは、
   第1回 認知症高齢者の心の理解①
   第2回     〃           ②
   第3回 介護者自身のこころに気づこう①
   第4回     〃             ②
   第5回 認知症の介護について
   第6回 サービスを上手く使おう
   第7回 明日からの介護に向けて 



前にも、同じプログラムで行ってとても好評で、
今回は、キャンセル待ちが出たほどだとか。
参加者の中には、その2時間を作るために、とても苦心されている人もいらした。
きのう5月8日が、その第1回目で、最終回は7月12日。

12名の受講者の他に、
7回とも、鶴亀市高齢者支援室から3人が出席。
             (介護家族もいる)



もうねぇ、かめこ興奮しまくりぃ!
すごく面白い!



そこで、特に興味を持った部分を、
かめこ流に脚色して、
7月まで、何回か記事にしたいと思います。

皆様とご一緒に、「介護」を考えていきたいです。

どうぞよろしく。




さて、かめこからも質問です。

あなたの介護は、何色のイメージですか?




□  ◆  ◇  ■   □   ◆  ◇  ■    □  ◆  ◇  ■   □  
【続きの表示】
【2009/05/09 13:24】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(21) |
ブロ友、きたぁ!
つるちゃんとかめこがいつも行ってるお寺に、
ブログ友達のゼリーさんが来てくれた。
かめことふたりでお蕎麦食べて、散歩しながらうちに帰って、
つるちゃんとヘルパーのひまわりさんに会ってもらった。



ゼリーさんは、顔をちょっと隠した写真を見てたとおりの、
まるで知ってる人だったよ。
ベリーショートが似合う美人で、カッコ良くて若かった。
何しろクロスバイク乗りこなす人だもの。
そりゃぁ、カッコいいさ!

ゼリーさんは、仏見学が昔からの趣味で、
このお寺のお釈迦様を見に来たんだ。
クロスバイク乗りの、仏好き
面白いねぇ。




ゼリーさんは、ご病気の後遺症が残る、お母様と暮らしてる。
そのお母様を、ただの障害者として見てないところが、
かめこは大好きだ。

身体に不自由なところがあるからって、
同情なんかしてない。
お母さんの、助けがないと困るところ・困らないところの両方をよく見て、
必要な補佐に徹してる。

多くの人が思い込んでる「介護」ってヤツの、
本当はおかしな部分を
本能的に感じ取って、
自分の気持ちに正直に、
お母さんと接している。
そんな風に
ちゃんと「自分」というものを持っている、知っている。 



「可哀想な人を助けてあげる 
(しかも厄介なことに、
 自分が相手を「出来ないだけの人」だと思っていることに気づかない)

そんな“思いあがりと勘違い”を持ち合わせてない。



かめこには、そう見えるから、
大好きだよ。 





さてさて、
ゼリーさんが、急に来てくれることになった“きっかけ”は、
出来たての「本」を送ったこと。



12月に発売される、
『つるちゃんとかめこ』。



先日かめこの元に届いて、
帯にメッセージを載せさせていただいた人達にも、
発売より先にお届けしたんだ。

その一人がゼリーさん。



会えて嬉しいなぁ。
楽しかったなぁ。



かめこは、本のこと、
とりわけ
mayumiさんが描いてくださった
イラストについてのエピソードを
熱く語ったよ。
mayumiさんのおかげで、
とても良い本になったんだ。 




ブログのお友達から募集して、
採用させていただいたメッセージは、
次回、皆様に見ていただきますね。




【2008/11/15 11:49】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(14) |
天使なんかじゃない
あなたは、
『介護って、気持ちが優しくないと務まらない。』
って、思ってない


かめこの場合は。。。
つるちゃんに愛情を持ってることは、否定しない。
かなり深い愛かもしれない。
ちょっと恋に近いくらいかも。



でも、
優しい人か?って聞かれたら、
それには、YES. とは、答えにくい。

天使みたいな人か?って、聞かれたら・・・
NO. と はっきり言える。
かめこは、天使なんかじゃない。



特別優しい人なんかじゃないし、
天使の心の持ち主でもない。


心が優しいから、つるちゃんに優しく接することができる、
のではなくて、
きっと、心が元気でいられるんだ。
気持ちに余裕があるのかも知れない。





つるちゃんは、 『認知症』 という、障害を持ってる。

だから、
立場としては、
 『介護されてる』 人で、
立場としては、
 『弱者』 かも知れないけど、


かめこにとっては、
特別な人ではないんだ。 

かわいそうな人でもない。
守りたいけど、

ことさら、優しくしてあげなくちゃいけない人、ではないんだ。 



だから、家族として、普通に自然に接する。


普通で自然が、一番いいなぁ。  




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【2008/01/13 10:53】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(24) |
抱え込まないで??
先日、お友達のブログのコメント欄に、

私は、
「在宅では抱え込まず、預けたら預けっぱなしにしない」 
という立場を推奨したい。

                                というようなことを書いた。


でも、あれ?
なんか、マ逆のことを話した覚えがある。

たしか・・・
「隣近所の声のかけ方」に記事に書いたようなことを、話題にした時に、
介護経験者と。 

その私の記事は、

ご近所にいる認知症の人を、(親切心で)気易く見ることが出来る、
なんて思わないでほしい。

というようなことを書いたものなんだけど、

知人と話した時には、

もし、これがヘルパーさんとかでも、無理な場合も多いだろうね。
って、言って、 

二人で、

「介護って、家族が抱え込まなきゃいけないこともあるよね。」
って話したんだった。 



・・・という訳で、
お友達さん、それを読まれた多くの方、ごめんなさい。



【私は、在宅で、抱え込まないなんて出来ないし、
家族が抱え込まなくてはいけない部分だって、あると思います。】


と、お詫びして、訂正させていただきます。


私は、もう、安易に、【抱え込まないで】 なんて言いません。



                              
   
【続きの表示】

[テーマ:介護 | ジャンル:福祉・ボランティア]

【2007/04/21 19:05】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(28) |
親をみるのは、義務なの?
かめこが家族と、このつる家に越してきたのは、1998年12月だから、
それから、丸8年が経つ。


なるべく早く、傍に行かなくっちゃ。
そう思った、きっかけになる事件は、あったんだけど、
父の大動脈瘤の発作が、いつ起こるかわからないような状況で、
父が倒れた時に、つるちゃんには、何も出来ないだろうと思ったのが、
直接の理由だ。
その瞬間から、つるちゃんが、一人では生きていかれないことは、わかっていたし、
せめて最期の時くらい、かめこは父の傍にいたかった。
父の役に立ちたかった。

今、思い返してみても、それが正直な思いだと言える。

そこに、義務感は、まったく無かった。
それも、言い切れる。 

【続きの表示】

[テーマ:介護 | ジャンル:福祉・ボランティア]

【2007/01/08 15:48】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(32) |
天使の舞い降りる夜
昨年の今頃、「ノエル」 というアメリカ映画を観た。
クリスマスイブとクリスマスの日の、何人かを描いた群像劇。
主人公が、認知症の母を介護している女性で、
彼女に奇跡が起きるという設定。

心が温まった。という感想をもたれた人もあるようだが、
かめこは、予想以上にがっかりした。



2005年のニューヨークを舞台にしたとは、とても思えなかった。
介護に明け暮れる日々、と予告で表現されているように、
主人公は、認知症の母を抱えているがゆえに、
自分の楽しみになど、時間を割く心の余裕がなく、
ただ、仕事場と、母の居る病院を往復する毎日。
イブに誘ってくれる人だって居たというのに。。。


そして、クリスマスの日、主要人物たちのそれぞれの人生が動く。
出来事が起こり、それぞれが、自分と向き合い、
自分の殻を打ち破って、新しい人生を切り拓いていく。

主人公の元には、天使が舞い降りる。
本物の天使だよ。この人にだけは。

奇跡が起きて、ハッピーエンド。

何もわからないとしか思えなかった、認知症の母が、
本当は、娘の幸せを願っていることを、
天使が教えてくれる。
娘は、安心して、新しい恋に心を開き、
母も、気持ちが伝わったことに安心して、食欲を取り戻す。
        

        映画のネタばらしは、ご法度ですが、
        ここは、「介護について、認知症について、」 考えるブログなので、
        ご勘弁を。




違う!
そうじゃない!


奇跡は起きる。

だけど、それは、
お母さんを、もっとよく見るとか、
食欲が戻ることを強く信じて、あきらめないとか、
自分の中の、人に心惹かれる想いを、大事に大事に大切に大切にし続けるとか。

そういう日々の積み重ねから、起きるんじゃない?


天使は、舞い降りる。

それは、努力して、人に、心を開いていてこそ、
ちゃんと、手を貸してくれる人が、見つかったりするんじゃない?



天使は舞い降りる。

それは、あなたの、その暖かな心の中に。


奇跡は起こる。

それは、あなた自身が起こすもの。

                                 クリスマスキャンドル

押してね   あなたの幸せをお祈りしています。
                              
素材は、ブログ「mayumi*のココロ」さんより、お借りしてます。

[テーマ:認知症の介護 | ジャンル:福祉・ボランティア]

【2006/12/24 15:11】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(18) |
誰のための人生?
「介護とは、自分を抑えて人のために生きること」 そう、私は思います。

これは、ある介護経験者の言葉で、
介護者の為のメーッセージの冒頭部分だった。 

その人のメッセージは、
「自分の趣味の時間などを大切にしなさい。」 っていうものだったから、
全体として、伝えたいことは、理解できるんだけど、

そもそも、この人は、介護している間、人の犠牲になってた、ってこと

そこに、自分の人生は、無かったっていうの

過去形で書いてないってことは、
今でも(今、介護してる人達について)そう思っている、っていうこと



「介護が、人のために生きること」 だと思う人がいる、というのは、
かめこだって、わかるつもりだ。
そして、誰がなんて言っても、それはその人の自由だ。

でも、介護を特集した読み物の冒頭が、そのメーッセージで、
反対の、

つまり、「介護する者も自分のために生きている、」 というような考え方が、
そこには、取り上げられてなかった。

こんなの、一方的よ
みんながそう、ってわけじゃないわよ
何をしていても、私の人生は、自分自身のためにあるのよ。

そこで、私は、その読み物を出版した新聞社
(特集そのものは、新聞記事ではない。)
の読者のページに、投稿したが、ボツになった。



今朝、このブログのコメント欄で、
「介護は、(自分を)犠牲(にしてするもの)ではないです。」 
と,
おっしゃった人がいらした。

私も同じ考えなのだが、
私流に表現すると、今でも、その投稿文に書いたような文章に行き着く。


という訳で、
皆様に読んでいただきたいのは、
2005年11月に、かめこが書いた、
新聞には掲載されなかった文章です。
もちろん、原文には、実名記載。
冒頭部分を除き、原文のままです。
ただし、段落の間、改行などは、読みやすく直してあります。





【続きの表示】

[テーマ:介護 | ジャンル:福祉・ボランティア]

【2006/11/19 15:46】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(44) |
自分の時間
今朝、起きたら、片方のまぶたが、少し腫れていた。
どうやら、きょうのかめこは、お疲れモード。
きのう、つるちゃんをショートステイに預けた帰りには、
元気いっぱいで、映画観に行ったんだけどね。


つるちゃんが、認知症になって、同居を始めてから、
「乳がん」なんて、大病をしちゃってるから、
言えた義理ではないんだけど。。。。

かめこは、つるちゃんが家に居る時は、
具合悪くならないんです。

それで、つるちゃんをショートステイに預けると、
とたんに、「がっくり」 きたりするの。

緊張感が、ほぐれる。というのかな?
それで、たまっていた疲れが、一気に出るみたい。

今回は、預けた翌朝に出たようだね。

こういう疲れは、デイサービスに日中預けても、抜けません。
帰ってくる時間が気になって、
午後になると、準備モードだもん。



( 認知症の人の「預け先が、無い」 という問題は、避けては通れないんだけど、
ちょっと、おいとかせてください。 )
【続きの表示】

[テーマ:幸せになる方法 | ジャンル:心と身体]

【2006/07/27 18:35】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(28) |
99未来の介護
何ヶ月か前、認知症介護に関するテレビ番組を見てたら、
『家での介護に限界を超えていたので、施設に預けたら、
お嫁さんも、優しくなれて、毎日、喜んで介護に通うことが出来た。本人も笑顔になった。』
『施設に預けることに、罪悪感を持たないでください。』

と、言ってた。

その話を、見ていて、半分は、正しいんだけど、

「どうして、そんなに心労が重なるまで、預けなかったの?」
と、逆に突っ込みたくなった。

遅すぎるわよ。

日々の生活は、毎日続くものだから、
どこかで、区切りをつけることは難しい。
もう少し、もう少し、と、思ってる間に、
家族は、自分が追い詰められた状態になってることにさえ、気づけなくなる。


「施設に預けることに、罪悪感を持たない。」
そんなことではなく、
「自由に、選べるんだ。」
そのくらいに、考えてほしい。


みんなが、暗い顔して、心が病んで、それでも、自宅でがんばってるのなんて、おかしいです。
施設に預ける方が、家族みんなが幸せってこともある。



「未来の介護」 その理想形は、「みんなが、幸せ」。


そのためには、

現在、受け入れ先、全く足りてません。
質の高い、施設や病院を増やすことが、急務です。
「預けるなんて、かわいそう」
そんな、介護する家族たちや、周りの人たちの意識を改めたいです。

きちんと、受け皿が用意され、利用することに、抵抗を感じなければ、
将来への不安が、今よりは、少なくなり、
介護する家族に、ゆとりが生まれます。
そのことが、「在宅介護」 を支援することになるんです。
自宅で介護する人を増やすことにもつながります。 



かめこが、こんなにつるちゃんとの暮らしを楽しめるのは、
「先のこと、ちゃんと考えてる。」 って、心のゆとりが、あるからだよ。

「つるちゃんとかめこ」 オットさまもミニーもディジーも、
我が家は、つるちゃんが居てくれて、みんな、とっても幸せです 

             
             アトム、ある時は、桃太郎

             次回は、100作目。 ご愛読、記念特番。 乞う、ご期待

[テーマ:介護 | ジャンル:福祉・ボランティア]

【2006/05/05 14:44】 | 幸せな介護とは? | トラックバック(0) | コメント(33) |
プロフィール

かめこ

Author:かめこ
つるちゃんは、症状が出てから12年。
現在81歳。要介護5です。
家族は、つるちゃん・かめこ・かめこの夫
孫ミニーとデイジーは共に結婚して別居。
かめこは、乳がん手術を体験しています。
体力は無いけど、命の重さと自由の尊さを
知ってる人だと思います。

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