つるちゃんとかめこ
重い認知症になったつるちゃんは、娘のかめこを「お母さん」と呼びます。 かめこの愛と工夫に満ちたケアが、きょうも、つるちゃんの心に届きます。
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法律上の保護者
かめこは、家庭裁判所で、  「保護者選任」 という申し立てを認められ、
法律上、つるちゃんの保護者になっている。



これは、つるちゃんのショートステイ先の「和やか病院」(仮)が、
認知症専門の精神科の病院だということで、
入院(医療保護入院)に際しては、
保護者の同意が必要な決まりで、手続きを取ったものだ。

手続きには、
かめこが、つるちゃんの娘であることや、他の兄弟についてなどの証明が、必要で、
かめこや両親や弟のかかわる市や区の役所と、法務局を回って、
書類を何枚か用意して、家庭裁判所に提出した。



そして、ドキドキで、裁判官に会う。
もっとも、裁判が行われるわけではなく、審判をする人なので、役職は、「家事審判官」。


部屋の中で、かめこを待っていた、家事審判官は、女性だった。
ご自分も、お母様の介護されていたそうで、経験を話された。
そして、いくつかの質問や話し合いの後、最後に、

『あなたが、保護者として、適任だと思います。介護、頑張ってくださいね。』 
と、励ましていただいた。


かめこは、つるちゃんの 「保護者」 になれて、嬉しかった。

なんだか、つるちゃんが、
それまでより、とても大事な人になったような気がした。
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【2006/09/21 23:59】 | 認知症専門病院 | トラックバック(0) | コメント(26) |
拘束のない環境
家族による、在宅介護においては、「身体拘束」は、許されると、かめこは思う。 
そして、施設・病院においては、「拘束のないことが、当たり前だ。」 と思っていた。


ただ、
「徘徊」以外の行動については、各自の状況について、正直、よくわかりません。
でも、「徘徊」 については、思いがあります。


「徘徊」 と、呼ばれるものにもいろいろあるようだけど。
つるちゃんの場合は、
徘徊することで、散歩したみたいに、気分が晴れるようなのは、
初めの時期だけだった。

一日に、何十回でも、外に飛び出して、いくらでも、歩いてた。
アンデルセンの童話の「赤い靴」の女の子のように。
取り付かれたように、歩き続ける。。。

つるちゃんは、右ひざ、軟骨と軟骨が磨り減っていて、
歩けば、歩くほど、腫れるんです。
痛くないわけないのに、「痛いから歩かない」 なんてことは、しない。

体力のあるうちは、まだまし。
体力が限界を越えても、歩き続ける。
「疲れたから歩かない」 なんてこともしない。

それで、つるちゃんの場合は、
極端に身体が、前のめりになって、突進したり、
逆に、
かかとに重心がかかって、身体が後ろに傾いたまま、歩くことがあった。

このような時は、「目が離せない」 どころではない。
一瞬も気を許すことなく、つるちゃんを支え続けなければならない。



施設や病院に限って言えば、かめこが思うには、
つるちゃんのケースで、「身体拘束」が、あるとすれば、
それが、転倒防止を目的とするものだとしても、
「患者本人の安全の為」ではなく、「介護者側の見守り体制が無い」
ということ、ではないか。


施設や病院での、「徘徊」全般について、
尊厳を冒してまで、本人のために、拘束が考えられるケースがあるとすれば、
「心臓が、弱ってる」 とかかなぁ?



ところで、
これまで、2回、認知症専門病院の「和やか病院」(仮) では、
「例外なく、身体拘束しない」ことについて、話してきた。
「身体拘束しない病院」
http://turukameko.blog44.fc2.com/blog-entry-221.html
「居場所」
http://turukameko.blog44.fc2.com/blog-entry-223.html
(二つの記事の間に、「徘徊の原因」という記事があります。)

この病院では、
認知症の症状の重さでは、受け入れを拒否することは、ないんだけど、
治療の必要な病気を持つ人については、受け入れられない場合もあるようだ。

心臓が、弱いのに、徘徊のひどい人は、居ないんだね。
【続きの表示】

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【2006/07/31 19:11】 | 認知症専門病院 | トラックバック(0) | コメント(22) |
居場所
前回の記事の続きです。
http://turukameko.blog44.fc2.com/blog-entry-221.html#more


認知症専門の「和やか病院」(仮)では、いわゆる「身体拘束」を全くしないで、
どのように対応しているか。
かめこ目から見た、院内の様子と、かめこの思いを書きます。


なお、は、和やか病院(仮)相談室長です。


【点滴をする際】
ナースステーションが、カウンターで仕切られた、オープン形式になっている。
点滴している人は、ベッドごと、ナースステーションに居る。
常にスタッフの見守りと言葉かけがあり、手が出せる状況にある。


 『「患者さんの点滴の外しの行為」 には、タイミングがあるんですよね?』
 『そうなんです!』
つまり、タイミングを、見つけるまでは、大変だろうと思います。
わかれば、
24時間の見守りでも、24時間厳重にしてるわけではない。ということ。でしょうか。



【車椅子からのずり落ち】 (座位が保てないことによる)
 『ゆりかごが、V字になったような、車椅子が、ありますね?』
 『はい。なるべく、クッションの位置を工夫して、対応しますが、
       それでも難しい場合には、この車椅子に乗っていただきます。』

 『素人ながら、一番危ないのは、これかな?と思ってました。』
 『そうですね。』
    『というか、これと、「点滴」については、
    介護者が、拘束しないことを、あきらめやすいですね。』 




【夜間のベッドからの落下】
つるちゃんは、7月3日に、初めて、大きく寝返りを打つようになった
http://turukameko.blog44.fc2.com/blog-entry-197.html
つまり、今回、この病院スタッフは、つるちゃんの寝返りを、初めて経験する。
このことへの、病棟師長の対応は、
「ベッドを低くしましょう。」

そうなんだよねぇ。
「柵で完璧に覆って、自分で降りられないような状況する。」ことは、しないんだよねぇ。
かめこは、つるちゃんが、降りたくなったら、降りられる方がいいです。


余談ですが、スタッフみんな、
つるちゃんが寝返りできるようになったこと、驚いていたよ!

『ガチガチでしたものねぇ。』 と、感慨深げな人も居ました。

病棟の部屋に、鍵はなく、患者どおしさえ、出入り自由になっている。
かめこにも、のぞけちゃいます。
それで、部屋の床中にマット敷き詰めて、
そこに、ベッドを置かずにマットレスだけ置いている部屋があることは、知っていた。


 『動きが激しくて、落ちるような場合には、
       初めから、布団の高さで、寝るんですね?』

 『はい。そうなんですけど。』
    『実は、行政の監査がうるさいんです。』

つまり、床に寝ることは、本当は、不衛生からだと、認められてない。ということ?
その続きの会話からの推測です。未確認で、ごめんなさい。



なお、寝てる部屋を見回るとか、起き出してきた人を見守るとかの、
【夜間の見守り体制】 は、
かめこは、実際に見てるわけではないけど、
この病院の、ウリの一つだと思います。
そこを見込んで、“愛するつるちゃん” を預けることにしたんだから。
ある時、スタッフが、

『きょうは夜勤なの。つるさん、一緒に遊びましょうね。』 と言っているのを聞いて、
かめこが、どれほど嬉しかったか。
ここには、夜眠れない、つるちゃんを、邪魔に思う人は居ないんだ。
 


今、気付いたけど、
かめこには、つるちゃんが、結果として、怪我するかしないかより、
つるちゃんが、人に邪魔者にされるか、大切にされるか。の方が大事だな。


起こってしまった事故が、
邪魔にされて、放って置かれた結果のものならば、認めないけど、
つるちゃんという人を、大事に思ってくれたことの結果ならば、
仕方が無かったと、思える。



【徘徊への対応】 については、次回にまわします。
ショートステイ中に、徘徊時に転倒して、大たい骨骨折を負ったことも含めて、
ご報告させていただくつもりです。



それで、つるちゃんが、今現在、居るところは、

大きな窓のある、広いホールがあって、
みんな、パジャマでなく、普段着を着てて、
症状が軽いように見える人は、談笑したり、テレビ見たり、作業したりしている。
好きに、歩き回っている人も居る。
車椅子に座ったまま、みんなを眺めてる人も居る。
大声を出してる人や、怒ってる人も居る。
誰かに、常にまとわりついてる人も居る。
ベッドに横たわって、点滴を受けている人も居る。
床で、おしっ☆ しちゃう人も見た。
騒ぎだって、いろいろある。

でも、誰も、ベルトで抑えられたりはしてない。

ここでは、みんなが、その人なりの、普通の 暮らしをしているように、
かめこには見える。

かめこ自身は、少しの時間しか、居ないけど、
ここに来れば、自分が、気分が晴れるような。
そんな、居心地の場所です。


続きは、
「徘徊の原因」 身体拘束の無い病院の話ではないです。
http://turukameko.blog44.fc2.com/blog-entry-225.html
「拘束のない環境」
http://turukameko.blog44.fc2.com/blog-entry-224.html

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【2006/07/29 19:03】 | 認知症専門病院 | トラックバック(0) | コメント(30) |
身体拘束しない病院
今、つるちゃんは、「和やか病院」(仮)に、お泊り中。
8泊9日の 「ショートステイ」 に行ってます。


この病院は、医療区分としては、「老人性認知症疾患治療病棟2」。 
             (2006年3月「痴呆症専門療養病棟」改め)。
認知症と診断がついていて、
急性期の治療の時期を過ぎて、でも、医療的支援の必要な人が暮らす、
認知症の専門病院です。
精神科のみ。


つるちゃんの場合は、
家族の休養などが、目的なので、「ショートステイ」 と呼んではいますが、
法律的には、「医療保護入院」。
介護保険は関係なくて、医療保険の対象。
入院には、精神科医師の判断と、法律上の「保護者」の同意が必要です。
つるちゃんの保護者は、かめこ。 家庭裁判所の決定を受けています。



きょうは、
この病院が、いわゆる「身体拘束」を行っていない。という事実を、
お話したいと思います。


参考資料:「身体拘束0への手引き」
      平成13年3月 厚生労働省「身体拘束ゼロ作戦推進会議」より
http://www.humind.or.jp/no-yokusei/manual/index.html
介護保険制度における、
「身体的拘束その他入所者(利用者)の行動を制限する行為」 をなくすことについて記載。
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【2006/07/28 19:19】 | 認知症専門病院 | トラックバック(0) | コメント(21) |
ショートステイ第1号(’4秋)
つるちゃんは、300床近くの 「和やか病院」(仮) の

      ショートステイ第1号 だ。

ここは、これからも、ずっと、ここで暮らす人がほとんどだと思う。
何ヶ月か入院する人は、これまでも、いただろう。
でも、1週間というような、短期間入院するのは、
            つるちゃんが、一人目なんだ。

 
来春(2005年4月)から、
「可愛つる を、 ショートステイで受け入れてほしい」


2004年秋、そう、かめこが要望し、
病院内で、話し合いが持たれ、

「相談室長」 という、この病院の性格上、
病院側 と 家族 を 結ぶ意味でも  重要な存在の役割の人 が、

うちに来て、つるちゃんの うちでの様子を見て、
ケアマネ と 訪問看護師 と かめこ と 話をして、

そうして、返事をくれた。 

「期間は、入院日・退院日を含め 7日間以上」
「入院日は、週の前半の月・火・水」
「部屋は、個室」
  
 (これは、利用料金加算という意味あいもある。
 実際には、つるちゃんは、いつも、ホールのような所にみんなといる。
 夜も、眠れないから、この部屋は、現実には、衣類置きのような存在。)


という、条件で、
初めての「ショートステイ」 として、受け入れるという

正式名称は、「医療保護入院」で、より長期のものと変わらず。)


本当に、良かった。
というより、ショートステイなしには、
つるちゃんが 家に居ることは、出来ないだろう。



それにしても、
今でこそ、大分落ち着いてきたが、つるちゃんは、
「不眠」 「徘徊」 「常動行為」 「介護抵抗」 「感情失禁」 「異食」
などの 精神症状 を併せ持つ。
            
「こういう人を、短期間預かる」 ことの出来る場所は、
現在の日本では、希少価値なのでは、ないだろうか。 

他の、認知症の重い症状を持つ人の家族達は、
いったい、どうしているのだろう。。。



2006年3月現在、
つるちゃんがお泊りしている病棟では、
ショートステイでの、利用者が、他にも居て、
この病院の利用方法の一つとして、定着したようだ。


『第1号を、なんとしても成功させ、次につなげたい。』      
       という、
病棟の看護師長の言葉通りに、運んでいる。


つるちゃん、個人のために要望したことが、実現し、
        
       それが、
この先へと、つながっていく。。。

       かめこは、とても嬉しい。
 



ちなみに、相談室長が見た、家でのつるちゃんの様子は、
レポートとして、
このショートステイに関係する、病院内スタッフに報告されたそうだ。

その後、すれ違う、スタッフが、

『コンビニで、おやつ、買ってるんですってね』        
と、異口同音に、驚いていた。

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【2006/03/18 15:40】 | 認知症専門病院 | トラックバック(1) | コメント(22) |
プロフィール

かめこ

Author:かめこ
つるちゃんは、症状が出てから12年。
現在81歳。要介護5です。
家族は、つるちゃん・かめこ・かめこの夫
孫ミニーとデイジーは共に結婚して別居。
かめこは、乳がん手術を体験しています。
体力は無いけど、命の重さと自由の尊さを
知ってる人だと思います。

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